思考力

ZEROから見直す

本当に、梅雨なのだろうか。ひんやりとしながら、空気が引き締まっている。なんというか、初秋の気候のような、とても気持ちがいい風が、部屋に入ってくる。ここまで心地よい空気と、それを吸い込みながら瞑想して寝落ちできるのならば、やはり起きるのがもったいないほどであり、今朝も、何度も二度寝三度寝をユラユラ と繰り返し、夢の世界から現実世界へと舞い戻った。もし、今の自分が、深い鬱状態で、指先一つ動かすのがツライのであれば、この気候の様子に感動すらできないのだろうから、今の自分は、安定していると言えるはずだ。

昨日は、またもやカラオケに行って熱唱し続けた。瞑想時の腹式呼吸で、面白いように音程が安定するので、歌っていて心地良い。それに、ひとりで行くカラオケというのは、誰も知らないようなマイナーな曲であっても、歌っていて場をシラけさせる心配もないし、どんなタイミングであっても、トイレへ行けるのだから、とても気ままなステージとなる。私が、中学生の時に、今でいう「推し活」をしていたようなアイドルソングも、なりふり構わず歌えるのだから、こんなにもストレス解消になることも少ない。少なくとも、賭博場へ行くよりも、はるかにお得だ。

今日は、都内の物件へ内見に行くことになっているのだが、気に入ったら即入居申請をしようと思っている。ヤキモキした気持ちのまま生活している状態で、まるで告白した相手の返事を待っているような感覚。身体ごと都内に引越して、また東京人としての生活に移り変わりたいと思う。生活を変化させるにtは、周囲の環境と人間関係を変えるのが、とても効果的だということも分かっているし、この千葉での生活で、自分がいかに不甲斐ない存在であるかも思い知った。だから、この教訓を活かして、東京の新天地で、再び積み上げられるべきことは、積み上げていきたいと思っている。

腹回りの脂肪が、引っ込んだような気がする。腹式呼吸で腹を拡張させたり収縮させたりしているからなのだろうか。そもそもの食欲が減少した。瞑想をして良いことばかりのようだ。これは、大げさに言っているわけではない真実。仏教が、「ZERO」を目指して座禅に取り組んだのと同じように、自分も一度、ゼロ回帰してみたい。そうすることで見える景色だって、随分と変わっていくであろうから。さて、出発の準備をしよう。

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