思考力

幸せの公式

早めに床に就き、かなり深く眠れた。コアラマットレス との呼吸が合ってきたのかもしれない。そんなことを思いながら颯爽とカーテンを開けると、まだ日差しは無く、真夜中だった。眠りにつくためのBGMは、11時間の動画を流し、目が覚めると再生時間が7〜8時間になっているのが理想的。ただ、目が覚めたときのiPadの再生時間は、4時間程度だった。「11分間聞いて深い眠りに入る」というタイトルであっても、長時間継続するというわけでもないようだ。そんな皮肉を書いてはいるが、なぜか異様に寒い。かなり冷えている。それで、覚醒してしまったのかもしれない。

ただ、こんなに寒いのであれば、朝晩の寒暖差が話題になってもいいはずだが、それをカーステレオの天気情報から聞いたわけでもなければ、ツイッターのトレンドになっているわけでもない。この「早朝覚醒」というより「中途覚醒」でありながら、身体はスッキリ元気でも、なぜだか寒いという不思議な現象。身体の疲れが軽減されたことに関しては、やはりコアラマットレス のチカラが大きいようだが、この謎の「冷え」の問題までは解決してくれていない。別に、サーフボード を抱えて歩いていたら、誰もいないシークレットポイントを見つけてしまい、ハワイと同じような波を独占できるという喜びと、誰もいなくて大丈夫なのかという恐怖が共鳴して出てくる「戦慄の寒気」とは違う。

よくよく考えてみれば、先月の上旬などは、4月だというのにダウンジャケットを着なければ眠ることができなかった。そして、目が覚めた頃にも、真冬の朝のように、寒くて寒くて毛布を何枚も重ねて横になり、眠気が取れてから、やっと何とか起きている状態だった。やっと治った寒気だと思いきや、また始まった。ただ、原因は意外とあっさり推測できた。昨日は、TOKYOの病院へ行って、主治医の受診を受ける予約日だった。この症状を伝えると、前回処方された眠り薬と気分の波を穏やかにする薬の変更が原因で引き起こされた「禁断症状」ということで結論づけられた。だから、今回は、「精神お薬お助け隊」のチーム編成を見直し、違う組み合わせでレッツゴーだったはずなのだが、その新チームの進んでいった方向は、私の人生ゲームで振られるサイコロの目の「悪化」のマス目に戻ってしまったようだ。

 

 

 

 

ここからは、二度寝をしてから起床して書く「続き」の文章になる。だから、正確にいうと、この続きは別の記事になるのかもしれないが、結論のない「サイコロ」の話で記事を終わらせてしまったら、私が最も避けなければならないと思っている「雑記ブログ」になってしまうので、再度仕切り直して記事を繋いで書くこととする。大丈夫。すでに、眠り第一波が過ぎたときに手書きの原稿を作ってある。くだらない文章の貼り付け合わせにはならない。では早速、具体的な記事の話題のトピックを「コロナ」に向けて書いていこう。

ある意味、こんなに不可思議な「寒気」と真摯に向き合って戦うことができるのは、何よりも「フリーランス」という社会的立場にいられるからだ。仮に、会社員だったら、私はこのような正体がハッキリしない現象に苦しむ「ヒマ」さえなかったのかもしれない。少しだけ皮肉めいたことを自虐的に書くことになるが、こんなにも優雅に「寒気」と向き合えるのは、フリーランスの特権を得ているからだと言える。つまり、9時5時の会社員であったのなら、薬の変更で窮地に立たされれば、なんだかんだで病院で眠ることとなり、せっかく稼いだ給与も、病院への上納金となり、果ては職場の信用も失いかねない。やはり、囚われの身という立場にいられるほど、私の心身は頑丈ではない。

コロナ不況が本格的に始まった。世界のトヨタが終身雇用を保障できないと声明して久しいが、今の会社員が今の仕事にしがみつくのは賢い判断とは言えない。そうとは言え、転職するにはリスクが高い。そうなってくると、副業をしながら頃合いを見計らって、独立起業という流れが理想的なのだろう。しかしながら、いまだに副業禁止の会社があったり、そんな黒いカンパニーでは、そもそも副業をする時間が取れないほどの重労働を強いられることとなるはず。すると、フリーランスでブルブルと寒気と向き合っているより遥かに過酷な状態に陥ってしまう。

かつての私は、税の仕組みやお金に関する知識があまりにも貧弱で、「iDeCo」も「つみたてNISA」も「食べ物の名前」と言われても疑うことなく理解してもおかしくない情弱っぷり。搾取しようと思えば、いくらでも搾取され放題の頭がハッピーな奴だった。今や、どうして「確定申告」が必要なのか、なぜ、様々な会社で上司に御馳走になった時に、上司がレジで「領収書」をもらっているのかも理解できるようになった。「経費」「ケーヒ」。何のことだか、よく理解していなかったが、仕組みを理解してしまえば、税金の控除額の埋め合わせのような節税対策だった。そもそも「税金」というもの自体を、あまり理解していなかった。その原因は日本の教育において、その金融リテラシーを上げる機会がなかったからだと気づく。「知は力なり」「知らぬが仏」。どちらが生き残るかというのは、言うまでもない。

iDeCo is a defined contribution pension plan in Japan.

iDeCo is a defined contribution pension plan in Japan.

子供が社会で成功する法則を、親の価値観で判断してはいけない。なぜなら、親の世代と今の子供の世代では、確実にジェネレーションギャップという埋められぬ「溝」があるわけで、下手なアドバイスが子供の成長を阻害することだってある。それならば、親と子の間では、今の時代に沿った話し合いの場が必要となる。例えば、金融知識ひとつとっても、学校で教えてくれない知識なのであれば、臆することなく子供と話し合い、物質的なものを買い与えるためだけのお金ではなく、子供が自力で得られるようなお金の「知識」を与えるべきだ。思考のフレームワークが固まってしまう前に、独力で歩いていけるだけの知識と力が備わっていなければ、子供の将来の可能性が広がることはない。

arrow on the road,subway station

うまくいく人の思考法は、潜在的無意識の中に存在するのかもしれないし、たまたま宝くじが当り続けているだけなのかもしれないが、意識せずとも結果が上手く出ているのであれば、そのような恵まれている人の考え方を意識的に観察し、それを理解してみようとすることも大切だ。そのような無意識の中にある幸せの思考法の中に、実は偶発的ではない一定の習慣のようなものが存在するのかもしれない。上手く事を運べない大半の人が、上手くいっている人が「裏技」を使っているとしか考えられない方程式を、何かしら理解できるかもしれない。するとやはり、どんな生き物であれ、自分を産んでくれた親が存在し、その親が与える影響というのは計り知れない。ならば、親と子の関係の中には、生きる上での因果関係が大きく作用しているはず。その親子関係の中に、上手くいっている人の上手くいく思考法が、埋没しているのかもしれない。

今後、強いインフレの影響で、物の価値が上がり、お金の価値が下がったとしたら、日本は「安い国」に進んで行くしかない。子供が得た収入の額面の数字が、親の世代の価値と大きく異なっていて、年収1000万であっても高所得者と言えない国になるかもしれない。そもそも、親が「インフレ」をお菓子の名前と区別できなければ、子供が露頭に迷うことは間違いない。私は、自分のことで頭がいっぱいで「ガクブル」なんていう、流行ったのかどうかさえ微妙な「ガクガクブルブル」のような寒気と闘う。ただ、現時点で低所得者であっても、とりあえず「インフレ」くらいは説明できるようになっている。

Word Inflation on up trend arrow, with financial data visible on the background.

Businessperson's hand placing red shopping cart over increasing stacked coins

説明する子供がいないことは、自由を求める私にとって、とても幸せな人生を歩んでいる証だ。無意識に上手くいった私の思考法で、今の私の人生を再度考えてみれば、本能的に遺伝子を残すことなく生きることができる「自由」を得られていたわけだ。それを考えてみれば、私の「幸せの方程式」が、私の人生の無意識のうちに、しっかりと成立していたということに気づいた。

 

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