思考力

A cute GIRL in my Dream

ここのところ、全く人と会話をしていない。別にずっと瞑想をして「孤」と向かい合っているわけではないので、いろいろと頭の中では感情が流れ去る。やはり、どうしても過去のトラウマが渦巻いてしまい、全くもって前向きな考え方というのに結びつかない。女々しいと言われようが、ポジティブシンキングでなどとアドバイスされようが、今の自分にとっては何の価値も見出せない。そんな空回りばかりしている思考の中でつかみ取れるものなど、空虚なものばかりであり、負の感情から生まれ出るものなどは、たかが知れているのである。

それでもしっかりと腹も減るし、眠気も来るわけで、これが行き過ぎると一気に体型が崩れ去ってしまう。今日は、腰と膝の診察があり、さらに血液検査の結果もわかる、この不摂生極まりない生活の中で得られる良好な結果など期待できないので、とにかく大きな疾患が見つからないことを祈るばかりだ。このねっとりとへばりつく重くて暑い空気の中、どこへいくともなく自転車を漕いでいても意味はないので、とりあえず病院へ行ったらそのまま帰宅しよう。

今、コーヒーを淹れ、コップに注いでいると、玄関にある3台のスケボーが目に入った。もう腰をひねる動作を封印されたので、これらともお別れをする時が来てしまったようだ。1台くらい持っていてもいいのかもしれないが、もうガンガンとスケボーを蹴り込むことなどできなくなってしまった。これが老いるということならば、時の流れというのは、なかなか残酷なものである。少なくとも自分が大切に積み上げてきた経験だけは活かせるようにしてもらいたい。こう考えると、怪我で志半ばで引退していくスポーツ選手の苦しみは、察計り知れないものだと言える。

今日、笑いながら目が覚めた。寝てみる夢というのに制限はない。車の駐車禁止を気にしながら、サイケデリックな店で小物を選んでいた。昔、好んで通っていたような店で、夢の中の女の子のスタッフは、なかなか面白い子だった。所詮夢とは言え、そんな子と話をできたのだから、案外孤独ではないのかもしれない。少なくともケラケラと笑って目覚めたのだから、悪くはないはず。もう少し眠っていたかったと思えただけ、いい夢を見ることができた。滑り出し順調な1日の始まりなのかもしれない。

-思考力