思考力

皺の放射線

そろそろ体がぶっ壊れる時も近いのかもしれない。なんとか、夜9時ごろに眠気が来て、ぐっすり眠り爽やかな朝を迎えられたと思って安心していたのだが、時間は深夜12時を軽く回っただけのところ。もはや、どんなに体が疲れていようが、精神的に落ち着いていようが、そんなことはお構いなしに私の身体には、ことごとくダメージが蓄積していくようだ。一昨日、やっと予約外で病院の予約が取れたので、臆することなくTOKYOに行き、事情を相談する。ここまできたら、入院も視野に入れておかないと、人生そのものが潰れてしまうのかもしれない。

寝起きのコーヒーは、実に美味い。今日のように、起床に失敗してしまった時であっても、苦味の効いたコーヒーの味というのは絶品だ。人間の年収というのは、700万円を超えると頭打ちになり、そこから幸福度数があがれば上がるほど幸せかと言われれば、決してそんなことはないようだ。確かに、毎日ホテルのビュッフェで、どこかのシェフが作った高級ブレックファストであれ、やはり食べ慣れてしまえば飽きが来ることも目に見えている。最近では、会社経営者がUNIQLOを着ていても文句を言われないどころか、親しみやすささえ感じてもらえるという時代の変化さえ感じ取れるようにもなってきている。

ただ、時代の価値観やニーズというものは変化すれど、根本的な部分は同じであり、どんな人であっても自分の利益を追求したいと思っていることは確かであり、そこを蔑ろにするというのは、ある意味では現実から目を離してしまうということになりかねない。だから、自分の心には、常に「膜」を張っておき、そこに侵入されそうになったら、幕を突き抜けて侵入してこようとする外部の敵から、自分の身を守る術を考えなければならない。そうしなければ、その時代ごとに合った詐欺に会うことだってあり得るし、時の変化の中で見失ってしまう自分自身を統一させる自己をもが揺らいでしまうことにもなりかねないのだ。

自分勝手になれと言いたいことはない。むしろ自分という存在は消して、それでも輝く部分なのであれば、それはその人の持つ天性の素質が備わっていると考えても良い。ただ、「欲張りな人間」になりたいと私は思っている。もちろん、前述のような誰かの心に土足で入ってくるような愚か者とは別格の高い次元で物事に興味関心を向けられる人でありたいと思うのだ。最近は、心の状態が一気に萎えてしまい、顔には大伯シワが刻まれるようにもなった。それも年季の入った大人の人間露して自分の中で、心に収納して新しい発見の足手まというにならないようにしようと思う。

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