思考力

毒をすする

日本の平均寿命というのは、現在のところ80歳程度。その計算を正しくするのであれば、私は、あと半分程度しか生きられないことになる。死は解放だと思いつつ、やはり現世に未練があるのか、このまま朽ち果てるのであるならば、やはり後悔しか残らない。もっと考え方ボスパンを長く考えて、人生100年と言われれば、80歳以降も働かなくなるのは当然のことになる。いずれにせよ、40代半ばでの収入や蓄えがほとんどない私にとって、寿命の長さがじりじり刻みになくなっていくというのは、やはり苦しいものである。私の人生など、水に浮かんだ泡がパチンと消え去るような儚い現象に過ぎないのだろうが、そんなちっぽけな自分であっても、生きることも死ぬことも、恐怖の狭間でうごめいているのだ。

充実した老後を迎えるにあたって大切のことが3つあるそうで、ひとつは健康、ふたつ目はお金、3つ目は繋がりと言われている。今回は、三つ目の繋がりを掘り下げて考えてみよう。いつかのブログにも書いたことなのだが、孤独は、過激な毒物のようなものであり、人は決して一人では生きていけないように、やはり良好な人間関係というのは、人間が生きる上で切っても切り離せないものなのだ。私はと言えば、現在、猛毒を一気飲みしている状態であり、友人と呼べる友は、全くいない。

ただ一人だけ、毎日執筆している私の記事を読んでくれている大切な友人はいる。その人とは、以前も、大変世話になった友人なので、とても大切な関係を維持したいと思っているのだが、やはり、毎日連絡をしあえるなかかと言われれば、なかなかそのような状態を維持できていない。最近のアルコールに対する正しい認識が広まったところなのだが、酒は一滴であっても、毒であることには変わらないということ。そう考えれば、孤独も長期間に渡って持続させていれば、必ず精神や肉体を患わせてしまう大変危険なものである。

今日、目が覚めると、喉が痛んでいた。無理に何かを飲み込めば、うまく飲み込めず喉ひこそのものが喉の奥に入っていってしまうかの如く、腫れ上がってしまっていた。昨日は、あまりにも体調が良くなく、東京へ行って薬を追加してもらってきた。おそらくそこで何かの菌が喉に入ってきて悪さをしたのか、ボロボロの睡眠時間の中で吸い取られていた英気が吸い取られていたのかもしれない。いずれにせよ、自分の体が弱っていることに変わりはなく、ゆっくりと体を休めておくことが大切。無理に動いて一年前のように、コロナに罹っってしまえば元も子もない。

私のような、気分の偏重が1日で180度変わってしまうような双極性障害の人間というのは、やはり人の予定や言動、その他、諸々の人間関係の構築というのが不得手である。そうなってくると、毎日引きこもるかのような独りの時間が愛おしくなってくる。すると、今日の話で言えば、私のような人間というのは、毎日、猛毒を飲みすすっていることになるのかもしれない。

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