思考力

愚波

一時的に目が覚めた。再度眠りに就こうとしたのだが、なかなか入眠できず、嫌なことばかり思い出してしまう。特にというか、最近の嫌なことを思い出すといえば、千葉に来てから関わってしまった学習塾での出来事だ。世の中には、いい会社と悪い会社、そのほかに関わってはいけない会社というものがあるということを知る。どうしても許せない消したい記憶が、その会社で起こってしまい、そこから芋づる式に過去の痛みも含めて、怒りが爆発してしまう。怒りの着火線に火を付けた者たちは、私の今の姿を見れば、舌を出しながら笑うことだろう。敵ながらアッパレだ。

それとは対照的なこともあった。寝てみる夢には、それほど悪いものはなく、小学生の時に大活躍できたサッカーのキーパーというポジションで、再度活躍する夢や、そのサッカー部のライバル小学校のエースが、私を深く称賛するような夢だ。このような夢が何を暗示するのかというのは分からぬし、それを調べようとも思わないが、少なくとも見たあとに良い夢だったと思えるものだったので、問題はないはずだ。最近、YouTubeでオススメされるような、3分程度の開運のBGMなどは、クリックするのも面倒で、いきたい釣りに行けないストレスからか、釣りの動画ばかり見ている。これが、正夢となれば良いのだが。

夜中だからだろうか、今日はやけに冷えている。調べれば、最高気温8℃。火曜日だった。もはや曜日感覚など麻痺してしまった自分は、寒さだけは体感できるというのは、かろうじて生きている証拠なのかもしれない。もう一寝入りしたいところだが、このまま目が覚めてしまいそうだ。そうなってくると、日が昇るまでの時間は、過去のトラウマと戦うことしかできなくなってしまう。これは、本当に苦しいことである。私などより苦しい経験をした者など星野数ほどいる。それならば、自分の不運を嘆くことというのは、本来愚かなこと。そう思いながら、この苦しみの波を乗り越えていかなければならないのだと思っている。

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