思考力

新旧の関係性

今日は、「旧」友と再会し、「新」友と出会う事になった。まず、旧居のボロ戸建て賃貸のときに、向かいに住んでいる「お茶の師範」の先生に会いに行った。この方とは、千葉に引っ越してできた数少ない知り合いと言える方で、引っ越してからも、釣りで獲れた魚を、お裾分けしに伺うことも多かった。気さくな方で、いつもニコニコとお話しするご高齢の方なのだが、さすがに何もない状態で会いにいくこともできず、旧居付近を車で流していると、とても会いたくなるような方だった。

今のワンルームアパートには、続々と「ふるさと納税返礼品」が届いているのだが、毎度のことながら、返礼品の数も量も多いので、かなりの床面積を支配され、この返礼品のために家賃を払うわけにもいかず、消耗品の消費に、少し頭を悩ませてしまうことも出始めていた。そんなとき、この返礼品の「お裾分け」を口実に、市販に会いにいくきっかけができたので、電話で会いにいく旨を伝えると、快諾してくれて、そのまま急遽へといく事になった。

実際に家の中に入ったのは、お茶のお稽古に招かれたときの一回だけで、魚を渡すときなどは、玄関でのご対応だった。それに不満はもちろんなかったのだけれども、今回は、こちらも積もる話が多かったので、ゆっくり話したいと思っていた。すると、家の中に入っていいと言う事になり、お茶を飲みながら、引っ越してから、いままでの経緯や、死にかけたこと、生活費が底をついてしまったこと、腰が重症だったことなど、話は尽きなかった。次回、来週の土曜日に、お茶のお稽古があると言うことなので、参加したい旨を話すと、これまた快諾してくれた。実に楽しみだ。

別れ際に私から言ったのだけれども、「孤独は、喫煙や飲酒より甲斐があると言われるので、楽しい時間をありがとうございました」と伝え、向こうもニッコリと頷いてくれた。心温まる時間だった。そして、昼過ぎには、新相棒の到着があるので、その時間には帰宅し、家の中を整えていると、待っていました相棒の到着。箱を開けると共に、いてもたってもいられずに袋を剥き割いて、車に乗っけて海岸へ走った。昨日は、北上したので、今日は南下した。けれども、なぜか目的地が異常に遠く感じた。実際のところ、南下するほうが距離があるのだが、今日の道のりはとても長く感じてしまい、目的の駐車場に着くと、一目散に滑ろうとした。

でも、いきなりは体に悪い。散々酷使した肉体を、さらに痛めつける必要もない。軽いストレッチの後、最近、サーフィンの体の動きと酷似している事に気付いた「ラジオ体操」を行った。iPhoneを車に挟んで、音量を大きくしながら「例の運動」をしていると、さすがに他のサーファーの視線も集めてしまうのだが、そこで挫けてはならぬと思い、淡々と体を捻ったり伸ばしたりを繰り返した。今後も継続すれば、恥もへったくれもなくなっているはずだ。

新しい相棒は、予想よりも激しい動きはしなかったものの、ターンが鋭角になったので、一回大きく板を飛ばしてしまった。このようなアクシデントがつきものだから、スケボーは、広い場所を確保してやらなければならない。これは、前スケーターのマナーとして、しっかりとこのブログで明記しておく。これで、相棒は、4本と、自宅に骨組みだけになったベンチ選手が一台ある。これらのパーツを、色々と移植手術して、最高の2本を作ろうと思っている。

そんな時間を過ごしつつ、帰りの時間を逆算し、北上した駐車場へと向かえば、最近では全く降る様子もなかった「豪雨」が、鮮明な雷とともに降り始めた。これを、ラッキーととるのかどうかは別として、明日への高鳴る期待が募る。この歳であっても、こんなに夢中になれることがあって、ここまでくると何に感謝していいのだかもわからなくなる。でも、誰に遠慮する必要もない。もし、こんな生活を邪道だとか、甘えだとか、独身だからとか言われたとしても、そんな奴とは離れていればいい。お一人様大歓迎の人生を楽しんでおこう。そして、今までの出会いに感謝しつつ、本当に、自分から会いに行きたいと心から思える人とのつながりを大切にしていきたいと想う。

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