目を覚ますと、何やら喉に違和感がある。イガイガするというか、飲み込むと軽く痛む。風邪とも言えぬ軽い症状なので、大方、掛け布団を上手く身体にかけられずに寝ていたのだろう。確かに、今、空気を換気させるために窓を開けていると、強い冷気が入ってくる。今朝は、かなり冷え込んでいるのだろうか。ネットのトピック記事は、結局のところ、どうでもいい芸能人のゴシップネタや、何を基準に最多だと言っているのか分からぬコロナの新規患者数で溢れている。今日の自分の住む地域の寒さの現地に住む人たちの感想を知りたい。ただ、そんなものもアプリを開けば容易に掴むことができるのも確かなことだ。
昨日、愛機MacBookが、ネットサーフィン中に変な動きをし、よくわからないサイト内で、YES／NOを問われ、YESしかクリックできぬ状態になり、仕方なくYESをクリックしたら、動きが悪くなるという現象が起こった。何かいつもとは違う違和感。故障したわけではないのだけど、次のサイトへ行く前に、マウスから一度手を離さなければならない地味にイライラする工程が増えてしまったのだ。慣れのもんだいとはいえ、こんな些細なワンアクションが加わると思うと、愛機に対しての愛情が薄れてしまう。しかも、ツイッターにログインすらできなくなっていた。困ったものだ。
では、この問題に対して私が行ったことは何か。ただ一つ、電源を落としただけである。やがて、Macの電源を切ったことを忘れるくらいiPadをいじった後、思い出したかのようにMacを起動させれば、なんということもなく正常に動き出したのである。やはり、物事が行き詰まった時には、一度リセットボタンを押すという勇気を持つことも大事なのだという教訓を、改めて感じた。もちろん、今朝の喉のイガイガやMacBookの再起動などは、とても些細なことではある。しかし、やはり人生のレールにおいて起こるアクシデントの根っこの部分というのは、どれも共通であり、特に、今回のように、改めて一度リセットするというのは、自分の気持ちとは裏腹に物事が進んでいってしまった時に有効だと知る。
剃ろうと思っていた髭も伸び放題。部屋も少し散らかってきた。冷蔵庫も整頓しよう。やはり、これも元旦を前に、一度リセットをするということとつながっている。人生そのものを肉体的にリセットすることはできないが、生き方を新しい方向へ変えていくことはできるはずだ。来年の目標などという大きな誓いはできずとも、今年のような大怪我だけは避けたい。今年の大怪我は、来年へ向けての「厄落とし」だったという認知で、自分の中にある悪運をリセットさせてしまおうと思う。