思考力

高熱に溶けなかった石

救急車で運ばれた夜、結局はただの風邪であった。だから、独り身の自分としては、搬送先の病院から、帰りはタクシーで帰ることになる。そこまで辛い症状でなければ、自分で車を運転して、かかりつけの病院へ行っていたのだが、なんと休日での出来事だったため、そのタイミングの悪さも、今の後悔の一つとして残っている。

救急車の中で測った体温計の数字は平熱を遥かに超え、赤く燃える炭のようだった。自力で病院に向かうこともできず、結局、自分で救急車を呼んで、真昼間に病院へ運ばれた。

病院に到着し、あらゆる検査を受けるも、診断結果は「ただの風邪」だった。身体が重く、呼吸も苦しい中で、こんなにも酷い症状を起こしたのに、結果は予想外のものだった。医師からは安静を命じられ、そのままタクシーで家へトンボ帰りすることになったのだから、隣町の奥にある病院からのタクシー代5000円程度は、仕方ないとはいえ、予定外の出費となってしまった。

家に帰ってからの夜は寒く、なかなか寝付けなかった。雨戸を完全に閉め、真っ暗な部屋で、目が覚めた。まだまだ夜中だと思いきや、唯一の光源であるスマホを手に取ると、時刻は夕方の3時を指していた。信じられないほどの時間の経過だ。こんな体験は初めてで、その不思議さにしばらくは心が落ち着かなかった。

現在はTikTokとInstagramのアカウントを開設し、新たなる仕組み構築型のビジネスを検討中だ。突然の発熱での出来事は、人生において突発的な出来事が起こること、そしてそれを乗り越える力が自分にはあることを教えてくれた。これからのブログでは、このような個人的な経験や、ビジネスに関する考察をシェアしていく予定だ。SNSを通して、「寿司ペロ」で人生を台無しにしてしまう愚か者もいれば、いきなり数本の動画で「3桁万円以上」の収入を得ることもある。この情報発信という分野での新境地での活動に、余念を残してはならない。

たとえ、現在70名程度の自分のユーチューブチャンネルであれ、きっとなんらかの形で、自分の収益として帰ってくるはずだ。その下準備を固めている。石の上にも三年なんていう言葉もあるけれども、もう三年以上経っていて、大きな収益などはない。ただ、継続することによって、自分ではなく、社会そのものが、個人の発信への自由度を格段に上げたのだと思う。それならば、いろいろなメディアへのオリジナルのアイディアは、豊富にそれ得ておき、それを実践することが、やはり極めて重要なことだと思う。

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