思考力

繋がりを切ると壊れる物

現代人から「スマホ」を取り除くと、どのように狂うのか。私自身が、そのことを大いに実感したのが、昨日の出来事であった。もちろん、「狂う」と言う表現は、大袈裟ではあるが、少なくとも、私は大いに混乱し、使えないスマホを片手に右往左往して、昨日の1日が終わった、結局のオチは、私の携帯料金の未納による一時的な使用不可能な状態であったのだが、そのことが判明するまでは、まさに疑心暗鬼という四字熟語がふさわしい状態だった。もし、今もスマホが反応しない状態であれば、ショックでこのブログ毎日更新の連続記録ストップもままならなかったほどだ。

一昨日、車の売却手続きが完了し、愛車とお別れになることになった。その後の日程調整として、売却を契約した中古車屋に電話をしようとしたのだが、電話がつながらない。もしかして、相見積もりをした結果、思いの外、査定額を高く設定してしまったことを心配に思い、ドロンしたのかと思った。査定に来た担当者の携帯にも、店舗にも一向につながらない。かつて、2つの大きな詐欺に遭ったことがあるのだが、その一つが車関係だったこともあり、恐怖でしかなかった。

その後、極度の緊張が限界を超え、急激な眠気に襲われて、眠り込んでしまった。目が覚め、別件の電話をかけようとしたのだが、同じく繋がらない。これは、まさに相手方の中古車屋が着信拒否をしていたのではなく、私の携帯に問題があることだったと悟る。そのまま大元の携帯会社に連絡をすれば、私の携帯料金未納が原因だったというわけだだった。こんな自分のミスひとつで、相手方を酷く疑うことになるとは、私を含む現代人が、いかにスマホや携帯電話に依存しているのかが分かった。

ちょうど、この記事を書いているときに、中古車屋から電話があり、取引の時間合わせの連絡が入った。なんというタイミングなのか。車好きの人が言うことのひとつに、車に乗っているときに、自分が乗っている車の悪口を言ってはいけないと言うオカルト的な話がある。車は、自分の命を預ける物。その大事なアイテムの悪口を言うことは、車の魂を粗末にしていることと同じなのだ。私も、車で大きな事故を二回起こしているのだが、やはり乗っていた愛車から浮気をしようかと言う話をしていた時期であった。

今回の一連のケータイが繋がらなくなると言う事件であれ、私の愛車が、まだ私の元から出て行きたくないということを示唆していたのかもしれない。これは、車だけに限らずどんな物でもそうであると思いたい。物を粗末に扱えば、その見返りは仇となって帰ってくる。絶対にNGだ。作り手の想いを大切にしたり、自分の命を運ぶ物に対しての愛情と愛着を忘れてはならないことを深く知った昨日の出来事であった。ちなみに、この記事は、テイク2。保存しようとしたら、記事が全部消えてしまった。ますます不可思議な現象に驚いている。

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