思考力

瞬間避難箱

コロナ療養期間を経て、やっとのこと自宅で夜を明かすことができた。現在、早朝の4時とはいえ、やはりワンルームの自室は、寝心地がいい。そして、生還した今日は、何をしようかという前向きなスケジュール計画に心が躍る。ただ、振り返れば、ホテル療養や入院は公費であるため、あまりよろしい表現ではないと思うが、外泊していれば、光熱費の負担がかからないし、三食昼寝付きであるから、やはり今回のような外泊というのは、コスパ最強である。

もちろん、いくら公費で賄えるとはいえ、やはりそれなりの手続きが必要であり、昨日は役所に行って、住民票や課税証明書などの面倒くさい書類を取りに行く事となった。無料で提供された施設や病院には感謝しているので、それなりの手続きは必要。とっとと書類を揃えて提出してしまおうと思う。このような面倒な手続きというものであれ、仕事ができる人はすぐに終わらせるというし、気が滅入る前に済ませておくことが賢明と言える。

書類をなくせと言わんばかりに、机や床が散乱してきた。療養中に持っていったスーツケースにリュック。旅慣れていないので、「持ち物ミニマリスト」にはなれず、結局のところ、この療養期間中に使用したものといえば、持っていった荷物の3割程度。これは、出発前に、YouTubeや入所関係のブログなどを参考にした持ち物を入れた結果なのであるが、結局のところ使わないものばかりであった。

ただ、普通の旅行と決定的に違う事といえば、感染症拡大を防ぐために、着替えやシーツ交換が一切出ないところで、タオルと着替えをかなり多く持っていったというところだ。しかしながら、タオルに関しては、明らかに持っていくのが多すぎたし、そもそもホテルのタオルを乾かせば、それで十分であった。今回の急な移動に関しては、持ち物ミニマリストになるためのアイディアが満載であったと言える。

最近では、日本で大きな地震があるというような事を、データとともに予測しているYouTuberなどが多い。やはり、そんな非常事態が起こったときにも、冷静に対処できるよう、常に常備しなければならないものは、すぐに取り出せるように気を張っておこう。私の奥の手は、保管するのに邪魔になるスーツケースに、多くの常備食と水、下着などを入れておき、非常事態になったら、そのスーツケースごと押し入れから引っ張り出せばそれで良いようにしている。準備時間0分。完璧なスーツケースの使い方である。我ながらアッパレと言える。皆様も、このアイディアを参考にしていただけると幸いである。

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