オリンピックの裏側には、政治経済の動きや、新型コロナウィルスの感染拡大の動きもあれば、選手村での性生活の裏事情まで吐露するような情報が流れている。最後に挙げた情報に関しては、都市伝説が実話なのかもしれないという事で、気にはなるが、そこから先は、くだらぬ興味が、別の好奇心を沸かせ、「負の連鎖」が渦巻いて、意味の全くないネットサーフィンをしかねない。気をつけていなければ、メディアの呪縛から逃れられず、それらは『リング』の貞子よりもタチが悪い呪いの呪縛をかけてくる。
20年以上前に、伝説となった『ガチンコ』というテレビ番組。おそらく、それの番組が発端となって、最近の若者言葉として定着した、「ガチで〜」という言葉の成り立ちと由来だと思っている。私の推測が、ビンゴなのであれば、やはり、後に、完全台本ありの「ヤラセ番組」と揶揄された代表番組である『ガチンコ』が、当時、大ブームを巻き起こした番組であったことが分かる。ただ、そんな番組の人気企画のボクシングの世界王者による熱血指導も、結局はヤラセだったとしても、あそこまでの影響力を世に与えたのだから、ある種、限りなく現実に近い「ドラマ」を観ていたと解釈すればいい。
そんな熱血指導の鬼コーチであっても、病に侵されれば、その病気に苦しめられ、喰い潰されることは現実には、ウソやヤラセということはない。ただ、それを不屈の精神で克服したというのだから、その部分の不屈の精神というのは、大いに賞賛すべきだ。しかも、その病は、「ガン」であり、痩せ細った体と表情が、闘病の過酷さを物語っていた。しかし、今は、YouTube動画で、威勢の良いパンチを放っているサムネイル画像が見つかり、もう、その画像だけで、回復して再起したことがわかれば、もう動画をタップする必要もない。そう割り切らなければ、コレもまた終わりなき動画の負の波乗りループから、抜け出せなくなることは確実である。
今日は、オンラインでの大学受験指導の日だった。機材が全て整っている旧居で授業を行うのだが、やはり授業は楽しいものであり、さらに、オンラインの機材を自由に操れるようになってくると、ますます新しい授業の可能性を拡げられる。このような中年という年齢になり、もはや大きく変革するすることはないと思っていた塾の業界の中で、こんなにも新しい発見を得られるとは、思いもよらなかった。このような新しい発見の中、やはり、経験豊富で、高い指導力を持つ講師が、自らの手でオンライン機材を操り、高い「ITリテラシー」をもっていれば、ブルーオーシャンで、鬼が金棒をブンブンと振り回しているようなもの。道は、確かに繋がっていた。
ただ、やはりオンライン授業は、機器の操作ミスなどで、授業が止まってしまえば、その瞬間に授業のムードが、台無しになってしまうことは事実。だから、実教室の授業を上回るクオリティーの授業を提供する為には、かなり神経を尖らせておかなければならない。だから、授業が終わって、授業報告書のメールを会社に送信したら、一気に疲れが襲いかかってくる。このまま、深い眠りにつけるというような気持ちになり、今日は4人前のピザを平らげて、その勢いで「眠り姫」になろうとした。だが、極度の不眠症の私が、そう易々と夢の世界に誘われるほど、現実は甘くなかったようで、もはや、3時間以上も、睡眠王子様の待ちぼうけの眠り姫である私は、そのまま王子様の到着がないまま、日付をまたごうとしている。シンデレラなら、日付をまたいだ瞬間に、もうピザの誘うの効き目であっても、効力が無くなっていることだろう。
今、爽やかな朝を迎えた。気持ちのいい朝の日差しと、猛暑となるはずの今日の日中の前の朝の穏やかな気温。旧居で処分に困っていた、スプレー缶の処分も、新居の資源ゴミの日と重なったので、スッキリと処分することができた。シンデレラがどうのこうのと書き綴っていた、眠れるかどうか不安だった夜に書いていた前の段落までの文章。それを書いているうちに、眠りの王子様が現れたわけだから、まさにラブレターを書いているうちに、何のことはなく、王子様は優しく迎えに来てくれたと言えよう。では、こんなに気持ち良い朝を迎えられ、予定のない日は、波乗りにでもいってみようかという前向きな気持ちにもなってくる。
現在、温帯低気圧が、台風となって日本に近づいている。今年は台風の当たり年となるのか。まさに、日本全体が眠れない状態で、台風が次々と襲ってくる厄介な状態だ。サーファーにとって、台風は波を届けてくれる良い気象状態と言えつつも、やはり、自然の脅威というのは、サーファーを含め、どんな人間にとっても恐ろしい惨事を引き起こす状況を招く。特に水害に弱い地域にある今の新居では、私は、シッカリと「水害保険」に加入することにした。ただ、保険に加入しているからといえど、自分の命の保証がなされたわけではないし、サーファーの端くれである私が、無理なサーフィンをすれば、それはそのまま自殺行為につながる。
自制心と冒険心、好奇心、チャレンジ精神。行動のイニシャルパワーとなる精神的要素様々であるが、どの気持ちを、どこまで自分の行動に照らし合わせ、どのような行動するかというのは、とても難しい。完全に立てることができない卵を立てるかのように、己が転ぶ瞬間に、自分の行動に抑制をかけておかないと、どこかの領域からハミ出てしまい、殻が割れて、中に詰まった要素が収集不可能になる可能性だってある。
ワンルームで十分に生活できるという自信がついた最近の私は、これまで、自分の生活に対する気持ちの中で、必要以上に広さに対しての不安をもち過ぎていた。広い部屋のデッドスペースを削減すれば、実際に使用する面積など、たかが知れていた。未知なる体験の中で、自分の無駄な取り越し苦労に気付けたわけだから、それはそれでよかったのだと、自分自身を納得させようと思うことにしている。過剰な心配に気づく為には、ある意味では、思い切った過去の不安を取り払うことも大切だったのだ。