コロナ患者の入院をめぐる方針に、与野党からの批判が相次ぐ。医療態勢が逼迫している中、入院病床が足りず、中等症状であっても、入院なしの場合もなる。この中等症状と、重症の線引きというのは、何が基準になるのだろうか。懸命に、患者の命を救い、コロナ禍の最前線で闘うドクターの基準が、ケースバイケースになってしまうのであれば、救える命を救えぬまま、それこそ「見殺し」をしなければならないと思い、自責の念に苛まれてしまう医師も、多く出てしまうことだろう。
重症でなくても、コロナで陽性反応が出た人というのは、コロナに感染しているのは事実であり、一人暮らしの陽性患者が重症化したら、それは大惨事になる。また、家族の中で感染者がでれば、たとえ、その感染者本人が重度の症状が出ていないとしても、感染させてしまった家族の中で、連鎖的にコロナが拡散される。さらに、一人暮らしであれ、家族で暮らしているのであれ、無症状で外出すれば、言うまでもなく感染拡大するのは明らかだ。
衆議院の解散などがなければ、総裁選投開票選挙は、9月下旬に実施され、今の自分のポジションだけが良ければ問題ないという現職が、今まで通りの政府の動きを継続すれば、現状を打破するどころか、均衡すら保てず、事態は悪化の一途を辿る。そして、本当に皮肉なことに、「脳味噌要介護」状態の政治家が、コロ助に感染したら、入院病棟がなくて自宅療養を余儀なくされている国民を尻目に、堂々と優先的に入院の手続きができるのだ。コレを納得できる人は、お釈迦様か、イエス様か。神レベルの慈悲の心をもっている人しかいない。つまり、仕組みを知っていつつ、このカラクリに納得できるひとなどは、皆無に等しい。
このような、進展しない日本を見る世界の目は、どんどん冷たくなっていることは事実で、日本という国というか、日本の上の土地に居る人たちを、安く見積もる諸外国。特に、成長著しい、コロ助バラ撒きの地に生息して居る人たちは、安っぽく日本を見ている。このまま衰退していく日本が、もはや巻き返しを図り、それを達成できる可能性はない。借金に加え、国民のオジジとオババを肩車する若者たちの元気の源が、日本の活性化まで回らないのは明らかだからだ。
ただ、日本全体での衰退の中で、個人として富を生むことは、十分可能だ。それは、まさに「タイムマシン」に乗って、未来から現状の全体像を俯瞰して見られるだけの、タイムマネジメントをし、一歩でも二歩でも先から、常識的な価値観を逸脱したニッチなビジネスを構築し、仮に、それを否定してくるような「ドリームキラー」が出現したとしても、絶え間なく自分の理想を継続していくことが、自分の内面の深くに眠っている可能性を引き出してくれる。
突き抜ける為に必要な能力を追求する術のイニシャルコストは、さほど大きくかけない方が、フットワークを軽くできる。ブルーオーシャンを見つけ出す為には、肩肘を張ったスタイルは不要どころか、大きな足枷となってしまう。実際の成功者や、ブルーオーシャンをみつけて大きな実績を獲得した人の初速というのは、大抵は緩やかなものだ。そして、先人の実際に選んだ選んできた方法というのは、いつだって地味でありつつ、必ず、自分の初心に真摯に向き合える長期的なスパンで考えた「サイレントピリオド」を乗りこえる忍耐力も持ち合わせている。
せめて、このような事実を知っているかどうかで、沈みゆく大きな船から脱出する能力を磨き上げられるか否かが決まってくるのだ。