思考力

見栄を消し去る興味の飛び火

「7分以内にぐっすり眠れる音楽」。昨日の夜の睡眠BGMは、タイトルを裏切らなかったようで、目が覚めるとカーテンの下からの日差しが強かった。11時間あるその曲の再生時間は7時間半を経過したところだった。なんだか、うっすらと夢を見ていたようだが、それはなんとなく後から徐々に思い出す程度で、あまりいい夢ではなかったとはいえ、そこまで酷い悪夢とまでは言えない。問題ない。これからずっと悩みが消えるのかが不安になるほど強かったブラック企業で行われた確信犯的パワハラ のトラウマは、自分でも意識的に思い出さなければ脳で動くことがなくなるほど、現在は力を弱くしながら、現在進行形で消えていっている。

Customer Experience Concept. Woman hand showing on five star excellent rating on background, copy space

こんなプラスのループに入れたのは、先日の「スケボーレッスン」のおかげ。また同じようなことを書けば、「感謝の作文」が止まらなくなりそうだ。だから、「横乗り」繋がりで「サーフィン」の効能の話を続けよう。ブラック企業で勤めていた頃から気になっていた「蓄膿症」は、長引いて入るものの、そこまで悪化していないし、生活に悪影響を与えるほど深刻ではない。サーフィン後に海水が鼻から落ちる「潮鼻」で、自然塩で鼻うがいができる。それが、そのまま治療となることにする。また、痛みが長引いている手首の捻挫であっても、波乗りをしている間は、アドレナリンがドバドバ出て痛みを感じなくなる。そのまま着替えてサウナに行けば、心も体もシッカリ「整う」。まさに、それが治療となる。これに関しては、お財布事情がよろしくないので、毎回とまではいかない。

こう考えると、スケボーもサーフィンも素晴らしい。私の人生へ恩恵を与え続けてくれるスケボーとサーフィンを始めた理由は、他でもなく「女の子にモテたい」から。さらに、ここまでドップリとサーフィン漬けになった理由は、これまた多分に漏れず「人生を変えた」から。これを地でいっているのは、「プロサーファー」だ。海で見かけるプロは、当然のことながら一般人とは桁が違うほど上手い。やはり、その華麗なるライディングは、カッコいい。さぞかし「モテる」であろう。

ただ、やはり人間としてのカッコ良さや、その人のもつ生き方への尊敬の念も兼ね備えていなければ、魅力は全くない。海で一際目立つ存在であっても、我が物顔で波を取り、コロナ禍でも「ガハハ」と大口を開けて雑談をしているようなマナーが悪いヒトなのであれば、論外だ。日本の俳優で、心の底から波乗りに魅了され、身体を壊しつつも不屈の精神で立ち上がり、海と波を求めた人がいる。このような人の生き方を見れば、サーファーの本質のようなものが見え隠れする。波乗人達の中には、精神的なことやスピリチュアルなこと、哲学的かつ宗教的な領域にまで到達する人もいるので、私が完璧に本質を捉えたなどと言い切ることはできない。

現在、アウトドアブーム全盛期。そうなってくると、サーフィンキャンプと言わんばかりに、大きな車で海の駐車場が埋まってくる。もちろん多人数で来るわけだから、海の中には秩序がないヒトタチが、「ガハハ」と大口を開けて笑う光景が、多々観える。大きな商用車が車中泊仕様にカスタマイズされ、今やメーカー側が、車中泊仕様をオプションとして用意するほどのブーム。商用車のビジネスシーンと、休日のファミリーレジャーが「一台二役」でまかなえるのだから、お得といえばお得だ。私に関しては、家族がいないので、中古車に板を突っ込んで近距離移動で事は足りる。さらに、一人をこよなく愛するので、多人数を乗せて走る本格的なキャンピングカーでの快適性などは不要となる。

金がない人ほど金を使うことが多い。その浪費のほとんどが「見栄」からくる。例えば、キャンピングカーひとつとっても、他の家族と旅行に行く時に、その車がゴージャスであるほど優越感に浸れるわけで、仮に、その連れていってあげた家族が、さらに別の家族と旅行に行った時に、自分の車が見劣りしないようにジャブジャブと金を注ぎ込んでいく。そこをビジネスとするのが、企業側の戦法。販売促進と需要と供給、その時のブームというのは、密接にリンクしている。一度そのトラップに引っかかってしまえば、その後は、自分が罠にかかっていることにすら気付かない状態で、財布の穴から「キュウキュウ」と吸血鬼の如く、金が抜き取られていく。

4月は、もはや戻れないのではないかと心配になる程の釣り熱。それを消してくれたのは、オンライン指導。そして今は、サーフィン。オモシロイほど、熱し易くて冷めやすい自分の性格。昨日のオンライン指導の前も、昨日の就寝前も、波乗りのことで頭がいっぱいで、サーフィン動画ばかり見ていた。リビングに置きっぱなしのサーフボードとインドボードに乗っかれば、即席サーフィントレーニングの始まりだ。今、ブログを書いていたら、手書きの原稿の上に、ピョンと蜘蛛が落っこちてきた。「ラッキースパイダー」だ。私は、千葉に来て以来、自分の机の上に蜘蛛が乗っかって良いこと尽くし。今日も漏れなく幸運に恵まれる予感大。

最新のニュースでは、もはや多いのか少ないのか分からないほど、コロナの新規感染者数が報道されている。一昨日までもてはやされていた「皆既月食」の話題などなくなっている。マスクをして持久走をした小学生の尊い命がなくなり、次のニュースでは忘れ去られていく。こうなってくると、私一人で解決できるはずのない問題ばかり。だったら、思い切ってニュース情報を遮断し、自分が現在必要としている事柄にフォーカスしなければ、動くことそのものができなくなる。

昨日の段階でブログを仕上げ、今日はお目覚めと同時に海へ“GO!”の予定だったが、昨晩の授業の後、強い眠気に襲われてコアラマットレスに沈んだ。それでも、手書きの原稿だけは作成していたので、今日のスッキリと目覚めて改めて書くブログは、時間も労力も少なくて済み、効率性が爆上がりしている。記事作成から、1時間程でここまで完成した。今後はこのサイクルでいこう。5ヶ月書き続けて、まさか新しいサイクルを発見できるとは思っても見なかったが、こうやってブログの書く効率性も進化していくものなのだと実感する。ブログ毎日更新も気持ちが軽くなる。さぁ、海へ出かけよう。

-思考力