思考力

焦りの中の光

「April Fool」。まさに、そんな状態で幕を開けた今年度。直訳すると「4月バカ」。ジャパニーズでは、4月1日には、ウソをついてもいい日という認識があるようだが、私は、直訳であれ、ジャパニーズの認識であれ、最悪の状態だった。年度の変わり目に意気込んでブログを書こうとしたら、全く反応しない。何らかの不具合でもあったのかと思って受信したメールボックスには、引き落とし不可だったという「残念メール」。ブログを更新するための「レンタルサーバー」という会社からの、引き落とすのに必要な費用が、口座残高不足で落とせなかったというわけである。

そもそも、今年は、令和5年の元旦に財布を落とすという最悪の年明けであり、今回のレンタルサーバー代金であれ、とにかくカネがらみのトラブルが多すぎる。果たして、カネの女神というのがいたら、私に微笑んでくれているとは全く思えない。むしろ、完全にシカトされているようだ。追いかけることを止めれば、少しは楽になるのかもしれない。とりあえず、ホームページが再稼働して、ブログを書ける状態になったのだから、宙ぶらりんの状態は回避したのだと思おう。

今月1日から4月5日(水)まで、全くブログを書けなかっただけで、何やら文章にキレがなくなっているようで、この記事を書いていて「愚痴ブログ」のようになってしまい、ブログの読者の方には申し訳ない。しかしながら、ブログから得られる広告収益が5日あったとはいえ、サイト自体の復旧が完了したのだからOKということにしよう。

このサイトの復旧には多くの労力が必要で、コールセンターのハシゴや、銀行のエラーの訂正などで、疲れ果ててしまった。ただ、コールセンターの人のヘルプがあったとはいえ、自分がパソコンの操作をして復旧したのだから、それを褒め称えようと思う。どんな失敗であれ、光のあたる方向が如何なる場所にあるのかを冷静に考え、そこから解決の糸口を見出すということは大切。逆に、大きな成功を両手離しで喜んでいたとしても、自分の背後には、底無しの沼や大きな影かあるかもしれないということは、少し意識していなければならない。

物事を多面的に見て、それに対して様々な方向から自分の考えを照らしてみることで、自分の考える方向性が見えてくるということもありうる。右という概念だけを信じるだけでは、自分だけの考えに固執するばかりで、気づくと自分が進んでいる方向すら判らなくなってしまう。右という考え方を理解するためには、左という考え方が如何なるものなのかを常に考えておかなければならない。

もし、白と黒を対立する概念だと認識できたのであれば、さらに真ん中には何があるのかということを考えられる。そこには、グレーという色があるのではなく、「音」があるのかもしれないし「味」があるのかもしれないし、「優しさ」があるのか、はたまた「絶望」があるのかもしれない。色と色の間でさえ、このような多面的な視点が生まれるかもしれないのだから、やはり、自分の考えを固定化するというのは、実に危険であり、もったいないことでもある。

とりあえず、記事としてまとめられた久しぶりのブログなので、これからはトラブルに気をつけつつ、自分の文章力を錆びつかせないようにしよう。

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