思考力

橋渡しのバトンの傷

現在、2時過ぎ。昼の2時、つまり14時を過ぎたところ。昨日、久しぶりに誰かと談笑し、日中の覚醒時間が長かったので、すんなり眠れたかというと、私の不眠症は甘くはなく、浅い眠りのまま朝を迎えることとなった。時間帯としては、明け方の3時過ぎたあたりからブログを書いていたのだが、タイプミスばかりではなく、内容をまとめているうちに意識が夢の中へ行ってしまう始末。そんなアマノジャクな私の不眠症を抱えた脳みそなので、大人しく眠った。記事は、3段落程度書けていたのかもしれないが、夢見心地で書いた文章を世間様にアップロードするわけにもいかない。それこそ、誤変換でとんでもない内容のブログに火がついたなんて言ったら、もはや瀕死の状態となってしまう。

最近のところ、掃除をさぼっていたこともあり、けっこう部屋が汚れていた。もちろん、朝起きてから記事を書いて、その後必ず掃除をしていたので、そのルーティンが壊れていたのだから、最初こそ罪悪感はあった。しかしながら、人間の習慣や悪癖でさえも、やはり一瞬魔が刺しただけで、いとも簡単に負のループへ落ち込んでしまうことを経験した。いや、もっと言えば、私に限らず、生きている人であれば、どこかしらのタイミングで、掲げた目標も、まさに三日坊主の状態になった経験はあるはずだ。大晦日や元旦のときに決意した目標というのが、あっけなく未達成で終わることを考えれば、やはりよく分かる。

フローリングの床に埃が溜まったり、トイレに汚れが飛び散っていたりしてはいたが、気持ちはミニマリストなので、クイックルワイパーで汚れを拭いていれば、綺麗な部屋に戻る。そして、このような状態になってくると、ますますモノを捨てたくなるので、片方しか見当たらない靴下や、もはや雑巾と化したタオルなどで、仕上げの吹き上げを行う。棚に入れただけで活躍の場を失っていた掃除用洗剤も、惜しみなく使う。ここでは「ケチらない」というのが、シンプルでキレイな部屋をキープするコツなのだ。少なくとも私はそう考えている。

また、ミニマリストの中での重要キーワードに、「ワンインワンアウト」という言葉があり、これはまさに、ひとつ物を買うのならば、ふたつ手放すという意味だ。これは、とても端的にミニマリズムを貫く格言と言えよう。今日あった不思議な出来事なのだが、私が履いていた釣りブランドのラバーサンダルの寿命が近づいてくて、いつ殉職させてあげようかと思案していた。ガタが来なければ、10年選手として可愛がってあげるつもりだったのだが、形あるモノは必ず壊れるわけで、最近では、次の相棒となるサンダルの候補を探している最中だった。

そんな中、自転車の移動範囲を少し広げ、釣具屋に入ると、移転前のセールということで、私の愛用していた相棒が、十年近くの時の中で改良を重ねられ、目玉商品かの如く、入口のワゴンに乗っかっていたのだ。とんでもない偶然。所々、アップデートされつつも、試着しても違和感がないどころか、ずっと履きやすくなっていたのだ。ちょうど同じサンダルだったので、私のサンダルの足裏と比較してみると、一致しているのはサイズだけで、私のサンダルの底裏は、見事にすり減っていた。まさに、車検があるのであれば、私のサンダルは交換しなければ車検証をもらえない状態だった。どれだけ今のサンダルを酷使し、どれだけ縁の下の力持ちになってくれていたかが分かった。

Twitterで画像は上げてあるので、よかったらご覧になってもらいたい。そして、今日からは、新しく仲間として連れ添うことになったパワーアップ版のサンダルで生活していこうと思う。

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