思考力

夜風で揺れたカーテン

寝る前の薬を飲み、寝る前に銀行アプリをチェックした。今日入金されるはずのお金が振り込まれていた。薬を飲んでいるということもある、かなり迷ったが、コンビニへ行く。寝て起きたら、2月1日(水)になってしまう。つまり、赤字であっても、その日中に下さねければ、飢えて行き着くところがなくなってしまうのだ。もちろん、頭蓋骨を骨折したいとは思わないので、寒夜の風が吹く暗闇をテクテク歩きながら、最寄りのコンビニへ行った。最寄りといっても、15分くらいかかる。

ところがどっこい、眠剤の効き目は強く、いくら下ろせばいいのか計算ができなくなり、フラフラ。まずはSuicaにチャージして、絶対下せないお金を作る。そのあとは、現金として数千円財布に入れた。というよりも、今起きて財布を確認したら、入っていたという感じに近い。ATM手数料を考えると、二回も利用するのは気が引けるものだ。帰るときには、泥酔したときのような千鳥足で帰宅。仮に自転車だったら、頭蓋骨どころか、身体中を砕いていただろう。

ここ数日、飯らしい飯は食っていなかった。すると、必然的に食欲が湧いてくる。起きてから食べ放題へ行くことを目標としていたが、もはや夜を越すだけの自信もなく、そのままピザを注文。貪るように食ったのか、味も分からぬまま胃の中に流し込んで眠ってしまったようだ。今、こうやって記事を作成していると、せっかくの大物を釣ったのに、釣り上げた魚を海の中へチャポンとリリースしてしまった気持ちになる。でも、食べているときの過去の私は、大満足で食べていたのは間違いないから、あまり気にしないようにしよう。後悔は運気を下げる。それに、次回の入金は、2週間後。今回の貧乏生活に耐えられたのだから問題ないはずである。完全に日記を書いてしまった。

こまで読んでくれた読者の方には感謝したい。今日は快晴。風邪は少し強い。冷えてはいるが、凍えるような冷気ではない。カーテンは、昼の光を浴びてユラユラと踊っている。やはり、心に余裕があると、心が浄化されていくことは間違いなさそうだ。昨日などは、外から一歩も出ないどころか、カーテンすら開けずに1日を過ごしたから、外がどんな様子なのかも分からないというより、興味もわかなかった。光があっても、自分から光を求めなければ、明るさを感じることはできないのだ。

家賃や光熱費、特に電気代の支払いに関しては、苦しくも滞納している。これは、某国の戦争による弊害が、世界に飛び火しているわけだし、私に関してだけではなく、日本中が、電気代その他の物価高に悲鳴を上げている。自分だけが苦しいと思うこと自体、特に悪いこともない。どんな人にだって、誰にも話せないようなトラウマを抱えているものだから。どうやってそれを抱えて生きていくか。そして、どうやって自分の中で「それ」を消化していくか。そのような心の柔軟性というのは、苦しいときの突破口を見つける手掛かりになるのではないだろうか。

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