思考力

Happy SHIFT

浅い眠りだったとはいえ、爽やかな朝を迎えられた。空気も澄んでいて、残眠感もない。昨晩は、なんとか眠剤服用後のハンバーガーフラフラ夢遊食もしなかったので、それが今朝の気持ちの良い朝を感じられている一番の要因のようだ。いま淹れているコーヒーを飲むのが待ち遠しい。昨日の関東地方は、かなりの大雪になったので、この空気のカラッとした感触は、雪に関係しているのかもしれない。とにかく何が影響していようと、自分の中で、気持ちいいと感じられるのであれば、それは素晴らしいことで、貧乏でありながら、豊かな体験ができるのは、とても嬉しいことでもある。

コーヒーを飲みながら、アパートの前でゆっくりと周りを見渡す。特段変わった様子はない。土曜日が祝日という、サラリーマンにとって全くありがたくない暦の皮肉に少し同情しつつも、自分の働き口も考えなければならないと、少し焦っている。先日、オンラインで仕事をする会社の面接が、ズームであったのだが、やはり、ボコボコと空いた履歴書の言い訳をするというのは難しく、しかも、なぜ講師業から離れてオンラインの仕事をしたいのかと言う志望動機も、突っ込まれればイタイもの。案の定、御祈りメールが来て終了となった。

外房に移住し、もうすぐ5年が経過しようとしている。今のアパートに住んでからは、一年半。あと半年で2年住んだということになるので、契約更新の時がくる。千葉都市部から東京を繋いでいる路線には、大小様々な塾があり、そこの学習塾の講師として働きたいと思っている。ただ、やはり距離的な問題が残り、どうしても踏み切ることができない。さらに、最後に勤務していた塾の退社日から現在までの生活の質問などが来ようものなら、一環の終わりともいえる。やはり、ヤドカリ生活というのは、リスキーである。

悩んでいたところで、何も変わらないと言われればそれまでなのかもしれないが、今日のような爽やかな朝を迎えられるのであれば、それはとても幸せなことである。生物として感じられる幸福感を大切にしていれば、その先に広がっている道も明るいものとなるのだと信じたい。そして、もしその願いが通じるのであれば、自分の幸福の観点が、富や地位や財産ではなくなり、心の満足感をいかに満たせるかという方向へシフトするのだろうと思う。今、この記述をできたことで、やはり自分の心に変化が起こってきたのだと実感した。

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