思考力

相棒と波に乗る

このブログで克明に記している、あるものに依存している状態を抜けている過程で、現在極度の禁断症状が出ている。そんな時は、海を見にいくこともしばしばだ。もはや、半年以上サーフィンをしていない私が、波間にプカプカと浮いているサーファーを見ていると、どうして波乗り依存から、今の下らぬ依存へと陥ってしまったのだろうかと心底情けなくなってしまう。昨年は、オリンピック競技に、サーフィンが加わったことで、初心者のサーファーが目立ち、店には中級者以上の板は売れておらず、長くてボッテリとした初心者用の板が目立つ。スタッフも爽やかで、昔のようなゴロツキの端くれのような店員は居ない。

私の相棒は2本。2つとも思い出が詰まった板であり、削ってくれたシェイパーの想いも強く秘められている。ただ、もはや金欠も火の車である私の経済状況。この所有している日本のサーフボード のうち、1本を売りに出さなければならない状態だった。4〜5回は、リサイクルショップに連れて行き、店の前で引き返す。この繰り返し。やはり、どうしても売却できない。これを手放すという事は、私の中にある友情や相棒や魂までもを明け渡すようなもの。それだけは不可能であると考えた。

「生ぽ」と揶揄される制度を利用するときが近づいている。そうなると、私の金目になるものは全て売却せねばならない。2本の板も、強制的に売却を余儀なくされる。それだけは避けたいし、また、いろいろな面において、生活保護だけは避けたいと思っている。お金に支配されない生き方というのは、”FIRE”を達成した人か、もしくは国が保護してくれる人の両極端になってしまうのだろうか。私は、現在、限りなく後者に近い状態にいる。ベーシックインカム導入後に、私の生き方も変わるのかもしれないが、現在の日本のスタンスからは、当分先の話になるであろう。

奇跡的な何かを待つのではなく、必然的な事柄に繋がりを求めたい。今月を乗り切れば、必ず自分の生き方は、軌道に乗る。一ヶ月。この一ヶ月を、自分の人生最大の経済危機だと認識して、生活していこう。こうやって、毎日、コツコツとブログを書ける。それだけでも立派なもの。未来が見えていないで生活しているわけではない。これも、人生という長旅を乗り超える修行の道なのだ。

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