思考力

連続する夢の中で進む

昨晩は、とんでもなく苦し夜だった。日が暮れたあたりから、何やら一気に具合が悪くなってしまい、起きていることさえ辛い状態で、かなり早めに寝る前の薬を飲んだ。ただ、薬というのは、飲んだらすぐに夢の世界へ行けるほど単純なものではなく、やはり体内時計の方が優先され、いつもより数時間早く服用しても、数時間の間はフワフワとした状態が続くだけなのだ。もちろん、最近は肉体的なことばかりではなく、精神的にもかなり追い込まれていることは確かなことなので、時々ケイレンする自分の身体と、グルグルと廻る過去の嫌な記憶に支配されて、夜中までのたうちまわるしかなかった。

そんな辛い状態の中、こんな苦しい自分を引き起こした根本的な原因を具体的に考えれば、やはり異常なほどの酷暑の中、毎日自転車で移動し、さらに昨日はカラオケで熱唱するというハードな1日を送ったからだということが察せられた。何もこんな時にカラオケに行くなどという芸当をしなくても良かったのかもしれないが、やはり自宅で引きこもっていたところで、何ら進展的なことはないし、大きな声で何かをリズミカルに放出するというのは、とても効果的なことだと思った。それが、負の状態を引き起こすとはあまり考えたくはないが、やはり自分の肉体的な負担は、とても大きかったようだ。

もちろん、精神的にも崩れていることは間違いなく、起きた瞬間にフラッシュバックが起こり、PTSDが強い負のループを掻き起こすので、パワハラを押し付けてきた千葉の会社の責任を追求すべく、それなりの相談機関を探し、その窓口にメールを送信したり、電話をかけていたりした。ただ、個人が企業に対して怒りをあらわにしたところで、行政がいちいち動いてくれるわけもなく、結局はことが前へ進むこともないし、まるで爆弾をバケツリレーするかの如く、窓口をたらい回しにされるだけ。こんなグルグルと窓口を転々とし、事の詳細をイチから話すことになれば、どんな人であれ、具合が悪くなってしまうのは仕方がないことなのかもしれない。「人を呪わば穴ふたつ」とはよく言ったものだ。

とはいえ、自分の中に怒りを押し殺しただけであっても、負の感情が消えるわけでもないし、これまた身体に悪い。ではどうすれば良いのかといえば、結局のところ、部屋に引きこもっているだけが、身を守る唯一の手段なのかもしれないと思う以外ない。やはり、それが最善の策なのだろう。昨日、YouTube動画で、人生が好転する時に訪れる前兆のような現象をまとめたものがあったのだが、かなり自分に当てはまる項目が多く、このような負の状態であれ、何かしらの転換期が近づいている証なのだと信じれば、少しは気持ちが穏やかになるのかもしれない。

昨晩、浅い眠りの中で、途切れ途切れの夢を、何本か見た。私の見る夢というのは、現実と見分けがつかないほど、はっきりとしていて、とてもリアルであり、目が覚めると、それが本当に起こった出来事のように感じられる。起きてから、夢に決まっているではないかと思うことも確かにあるのだが、4本立てくらいの夢を見ると、最初の夢が、まさに現実なのではないかと錯覚するほどなのだ。これも、一種の離脱現象なのだと捉えれば、自分の意識そのものが、ふっと違うステージに向かっているのかもしれない。今は、そのような過渡期で苦しんでいるのだと信じるしかないし、そんな気持ちを持つことが、自分を奮い立たせる原動力になるのだと思うべきなのだ。

-思考力