思考力

東葛孔明な人

 

すでに時代というのは流れている。まさに、第四時産業革命に向け“5G”が、その方向を後押しする力を促進させていることが、肌身に沁みて分かる。その情報に対しての意識が、情報を受け身で取る側と、情報を発信している側を、冷静に見極められているかどうかということに気づくかどうかで、現代の急速な動きの変化が、いかに早まっていることに気づけるかどうかにも関係してくる。

そう考えると、やはり、エンタメ情報を観て、ガハハと大口を開けて観て、その一過性の快楽だけを享受しているヒトと、その発信者の一過性の娯楽の中毒性の危険性を理解している人との差は、拡大するばかりとなる。これからの時代に、どちらが市場価値が高い存在になれるかは、すぐに想像に値する。どんなに面白そうなタイトルとサムネイルであれ、それが実りのない情報だと思えば、それをタップしない勇気が必要なのだ。

最近、常々、思っているのだが、「時間」という「資産」を大切にしなければ、その後の人生の足枷は、重くなるばかりだ。ただ、その見極めも、現在の激動の変化の渦中では、なかなか難しい選択を迫られる物もあり、インフルエンサーの失言や、失態に対しての批判や非難の声というのは、やはり、他人の不幸は蜜の味という気持ちにもなれば、それほど人を惹きつけていた人が、どうして炎上してしまったかを考える、良い材料にもなる。

また、ことごとく芸能人や超有名スポーツ選手などの、かつてテレビの第一線を張っていた豪華なひとたちが、続々とYouTubeに参入したことで、素人が、生計を立てられるほどの収益が、見込めなくなっているのが、現状のようだ。少し前までは、YouTuberという職業に憧れを抱いていた小学生であれ、成人し、それを実際に達成する為には、米俵の一粒の赤い米粒を掴み獲るのと同じ程の確率であると悟る日が来る。さすがに、メジャーリーガーになるほどの難易度ではないにしろ、専業で生計を立てるのは、ますます難しくなると言える。

そんなこんなで、夜に書いて目を覚まして、明くる日の朝に、寝る前に書いた記事の体裁を組み立て直しているスタイルが続いている。すると、私が千葉に越して、唯一の心許せる同年代の方のツイートが「バズって」いた。「イイね」が、1000を超え、リツイートも多数。YouTubeで一発当てることが難しい時代になり、仮に収益化まで辿り着けたとしても、Google様からの「お小遣い」は、以前より少なくなっている。ただ、ここでプラットホームをYouTubeに限定する必要もないことが分かる。個人の戦闘力を高めるプラットホームが、どこに所在しているのかが、不明瞭となりつつある昨今。自分の発信した内容が、どこかで爆発する可能性だって、十分はらんでいる。

確実に言えることといえば、どんなに下手なバッターであっても、バットを振り続けることが大切だということ。何万回に一回くらいの確率であっても、メジャーリーガーのピッチャーの球が、バットに当たって、コロコロと内野に転がって、ファーストの選手がアクビをしている口の中に、豪速球が食い込むかもしれない。そんな光景を観た観客が、ドッと笑い声を上げて、大きな旋風が湧き上がることもあるかもしれない。

つまり、何もないところからは何も生まれず、日々の素振りのようなスイングであっても、何かの拍子にヒットになることだってある。そんなことを実感する、千葉の唯一無二の友人の勇士から学んだことであった。

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