思考力

幸運のバッターBOX

久しぶりにやってしまった。昨晩は、なぜか眠れず、あせっているうちに空腹になり、「糖質・資質」を多く摂取すると眠くなるという人間の特性を活用させ、睡眠導入剤の代わりとして買って食べてしまった。それで眠れなかったのなら最悪なのだが、今の私の身体は、とりあえずその睡眠導入剤に対しては、正常な反応を起こしたらしく、食べ終えてすぐに夢の中に入っていた。目が覚めると、食べた記憶がないチョコレートの残骸と、水分を全部抜き取られたサイダーのペットボトルが、フローリングに散らかっていた。

財布に入っていたコンビニの領収書の金額は、「438円」。あと千円プラスすれば、ランチタイムしゃぶしゃぶの金額と同じだ。宇宙の周波数に合わせて、幸せに眠ってクリエイティブな脳波を出し、リラックスした夜の時間を手に入れたい。ただ、寝る前に、チョコレートをサイダーで一気に流し込んで眠っているようでは、そんなことは望めるべくもない。どうしても、安らかに眠りたいのであれば、毎日24時間眠っていれば良いのだけれど、そのまま目が覚めなかったら、紛れもない「真の不幸」を手に入れることになるのだが、自律神経がメチャクチャな状態で生活していれば、「半殺し」のまま生きていくことにもなってしまう。

ただ、不思議なもので、こうやって朝のブログを書き綴っていること、いつものアドレナリンが分泌されて、Macのキーボードを打つスピードが格段に上がっていることに気づく。最初こそ大変だったブログ毎日更新と、YouTube音声アップロードだったが、今では、この習慣が身について、朝起きてからすぐにブログを書かないと落ち着かないくらいだ。成功した先輩ブロガーたちは、ここまでの領域に入るまでが、一番難しいと口を揃えて言うが、私もそう思うようになった。「習慣は第二の天性なり」と言うが、私の場合、不眠症という体質が人生に悪影響を与えており、書くという行為が人生に好影響を与えている。

前者の人生に悪影響をもたらせているモノを、「コアラマットレス」で解消したい。購入するとコアラを救ってくれるのなら、とりあえずリースしてもらい、私も救ってもらいたい。今のところ、返品制度は整っていつつも、リース制度はない。仕事のパフォーマンス性を考えると、やはり一番投資すべきはシングであり、コアラ君(ちゃん)たちをいち早く助けるためにも、購入を急がねばなるまい。もっと大きな売り上げが、早く出ないものだろうか。まぁ、世の中の個人事業主は、等しくそう思っているのだから、私も自分の仕事のプラットフォームを整えよう。

仕事ができる人が、高い寝具へ投資することは共通している。また、「脳のゴールデンタイム」と言われる「起床後2時間」程度の早朝にクリエイティブな仕事をすることも共通している。とりあえず、今、早朝。Cafeで流れるJazzに合わあせ、せっせと記事を書いている。学ぶことは真似部ことだと思っているので、形だけは同じことをしている。頭が悪いヒトは、頭がいい人の生き方や生活スタイルを揶揄して自己満足することしかできないが、私は賢い人の生き方を「盗んで」自分の生き方に取り入れようと思っている。

では、そのような優秀な人たちは、どうして頭の悪いヒトたちに皮肉を言われるほどの輝かしい活動ができるのだろうか。その大きな理由の一つに、バカなヒトたちが気づかないような努力を、ひたすらに隠しながら舞台に立っているからだと思う。確かに、卑怯者の訳の分からないバッシングで心を痛め、ステージを降りてしまうポテンシャルを秘めた人材が多いのも残酷な真実ではあるのだが、それを跳ね飛して前へ前へ向かっていく勇敢な者は、やはり強く生きている勇者であり、その人の周りには、いい意味での信者が集まる。それが、ファンといわれる人たちだ。

私は、テレビを観ないので、最近の芸能人の活躍や活動にはめっぽう弱いし、別にそんな芸能人の一挙一動一挙手一等足は、私の人生には何ら関係はない。彼ら彼女らが、結婚しようが離婚しようが、浮気しようが不倫しようがヨリを戻そうが、私には全く関係ない。そんな情報を知って、その芸能人たちに陰口を叩いているようなヒトたちは、前述した「頭の悪いヒト」。私は賢くありたいので、そんな情報を仕入れるために人生を浪費したくないと思っている。

ただ、自然に耳に入ってくる情報に関しては、多少のアンテナは張っている。何やら、最近の芸能業界では、身体が「ビッグ」な女性がもてはやされているらしく、渡辺直美と言う「ファット」な女性芸能人が、海外移住を決断したそうだ。もちろん、この記事を読んでくださっている優秀な人たちは、そのような芸能人が海外へ行くことに興味関心があるのであろうが、私にとっては興味はない。では、どうして渡辺直美さんという芸人の話をしようとしているのかを説明したいと思う。

彼女は、人気があるためか、日本と海外を往復する活動をしていたということで、その移動が面倒になってアメリカ移住を決意したらしい。収入ダウンしても、最強のエンターテイナーになるために冒険に出るとのこと。インスタの画像を見ると、どこまで盛って、どこまで加工したのかは不明だが、お色気ムンムンのファットなレディーの姿があった。痩せた女性ではなく、ファットな女性主人公の「ロマコメ映画」作品も多いので、体重はキープしつつ、さらに潜在能力を高め、パワーアップして戻ってくるのだろうか。

日本でも、冴えない電車好きなアキバ系の男が、色々と困難を乗り越えてウンタラカンタラ、容姿的には周囲と見劣りはしつつもハッピーエンド向かっていくストーリーは多い。作品というのは、どのような非現実生を現実世界に戻していくかをリアルにすることが、重要な要素ともいえる。ロシアの最高傑作ともいえるドストエフスキー作『罪と罰』で、ラスコールニコフが、有能な刑事に追われ追われて行き詰った時に、アンパンマンが助けてくれたなんていうオチにはならない。

「ロマコメ」は、もっと昔のシェイクスピアの作品でも多く見られ、『十二夜』『から騒ぎ』『夏の夜の夢』などもある。大学4年時のゼミの担当教授の専門が、シェイクスピアだったことを思い出す。いかにも「教授」という感じの知的オーラが出ている教授で、授業中にだけかける見るからに高額な老眼鏡を、常にネックレスのように首からぶら下げ、分厚い辞書を持って、颯爽と教室に入ってくる姿は、カッコよかった。「シェイクスピアは、1564年誕生-1616に亡くなりました。【人殺し、色々】と覚えなさい」と教わったことが一番印象的だった。あぁ、懐かしい。ただ、その頃、鬱のどん底にいたので、必修単位を取るために気を奮い立たせて大学へ行って受けていた過去も思い出してしまう。あぁ、辛かった。

シェイクスピアの『夏の夜の夢』を少しもじったのか、松任谷由美の曲の中に『真夏の夜の夢』という歌があり、最近久しぶりに行った「6時間耐久独りカラオケ」で選曲した曲も思い出した。ユーミンの旦那は、松任谷正隆。私と同じ名前。漢字まで同じ。私の兄が、根っからのユーミンのファンだった。若貴兄弟の如く「犬猿の仲」で絶縁状態なのだが、当時のいがみ合いも思い出す。また、兄は、無類の旧車好きで、同じ血が流れているのか、兄の影響なのか、私も旧車が大好きになった。角ばった車とすれ違うと、その日1日が、何やらハッピーになってしまう。

昭和から平成初期の車は、至ってカッコイイ。なぜ、今の車はあんなにダサいのだろう。サッカーのユニフォームに関しても、Jリーグが始まった頃から一気にダサくなってしまったと感じている。やはり年なのか。いや、レトロに興味津々なのは、過去の偉大な作品に興味を抱ける私の良い特性なのだと思おう。

昭和の歌番組は、生放送一発撮り。だからこそ、そこから緊張感から生まれ、とんでもない芸術的な音楽や映像が完成する。中森明菜の「DESIRE」などは、生放送だからこそ、あそこまでの芸術的音楽映像になったのだ。仮に、あのオカッパの髪型で、着物にブーツという信じられない組み合わせで熱唱する映像が、何回も撮り直せたのであれば、そこには緊張感が薄れ、どことなく薄い作品になっていただろう。爆風スランプの『Runnner』も、カラオケで熱唱したが、やはりLIVE映像を観ながら唄うとテンションが一気に高まる。

もちろん、何度も撮り直し、綿密に編集された作品であっても素晴らしいものは、数多くある。RADWIMPSの名曲の数々が、それに当たる。ただ、その才能を引き出せるためには「運」に左右される場合も多く、まさにRADが主題歌になった『天気の子』の森七菜ちゃんなどは、たまたまレストランでスカウトされて大ブレイクしたなどの良い例だ。

では、そのようなラッキーというのは、果たして偶然手に入るだけなのだろうか。「運に左右される」とか「運が味方した」という表現もあるが、運の到来というのは、運を迎え入れるだけの「バッターボックス」に入って、バットを振り続けていなければ、出会うことはできない。そして、その打席というのは、今の時代では、自分で作ろうと思えば、いくらでも作れるようになった。SNSで自己発信をし続けて、誰かの目に留まり、それが一気にバズる可能性もあれば、最新のSNSで今後も期待でき、Twitterを超える可能性も出てきている「クラブハウス」の招待状を積極的に手に入れる努力をすることもできる。

「幸運の女神」がいるとして、そんな女神からの恩恵を受けたいのであれば、やはり自分の足でその女神に会いにいく努力をしなければ、女神に対して失礼だ。「果報は寝て待て」などと言う寝言を言っている暇があったら、いち早く自分を発信して貴重なファンという神を迎え入れるべきだ。そして、そんな気持ちの表れとして、今回の私のブログ記事の文字数は、いつもの2500文字程度より遥かに多い、4000文字オーバーをしていた。有言実行とは、まさにコレにあたる。

 

 

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