思考力

醒めてからみる

何やら幸せな目覚めだった。まろやかというか、目は醒めているのだけれども、それを認めたくないというか。こうやってブログを書いていても、もう一寝入りしたくて、朝の最も楽しみな、淹れたてのコーヒーも飲んでいない。もし再び寝落ちできたら、どんなに心地良いだろうか。やはり、昨日、渋谷に行って薬を変更してもらい、ドッと疲れが出て、それを皮切りに寝込んだのが良かったのだろう。こんな朝を迎えられたのは、本当に久しぶりだ。

まだ少し眠気が残る、ゆったりとした気持ちのまま、心の奥底をかき乱すような記事を作りたいとは思わないけれど、やはり夢物語であれ、いつかは必ず終わるもので、人生は「無常」であることに気づく。ただ、その終わりまでの過程の中で、こんなに気持ちの良い状態に浸れるのであれば、やはり、その中にいるときだけでも幸せな気持ちに浸っていたいもの。別に、派手にお金を使うことも、良くない事に依存して後悔するよりも、こういう平穏無事な日常に心を和ませられるなら、とても幸せだと言えよう。こうやって、地味なところに心地よさを感じるのは、年齢を重ねたからなのであろうか。

瞑想を続けている。何かの見返りを得ようとしているわけではないけれど、「今」を充実させられれば、過去のイザコザを切り離し、素敵な未来へとつながっている事だってあるのかもしれないという気持ちは、確かにある。あまり欲を出すのは良しとされないのだけれども、こうやって、ほんわかとした気持ちや日常に心地よさを感じられるのも、毎日、心を落ち着かせられているからなのだろうと思う。幸せな二度寝をできるかもしれないので、少し布団に包まって横になっていよう。目が覚めているのに夢を見られたら最高である。

-思考力