思考力

高級酷似時刻み

朝の3時にお目覚め。相変わらずの短睡眠だが、いつもより深く眠れた。もちろん、こんな私の睡眠負債の記録など読んでいただいたところで、読者の方にとっては、何の利益を得ることにもならない情報となってしまうので、早々と切り上げようとおもう。それに、淹れたてのコーヒーを飲みながら、優雅な朝の1日を満喫しようとしたのだが、コーヒー豆をマシーンにセットしておらず、ただの熱湯しか出てきなかった。初っ端から、随分とオッチョコチョイなミスだが、やはり睡眠負債が足を引っ張っっていることは避けられい事実と言えそうだ。

では、話を大きく変えようか。仕事が無くなり、一気に極貧生活になって、早一年以上が経過しているわけだが、もう教育現場で使用するはずのなかったビジネスで使う時計を2本売却していた。現在、再び教育現場に戻り教鞭を取ろうか迷っていて、その他の新しい企業にも挑戦したいと思っているのだが、やはり手首に視線が行った時に、Gショックだと締りが悪い。気にしすぎ、足をしれ、などと文句を言われそうだが、やはり腕から放たれる力というのは、大変強いものだと思っている。しっかりとしたビジネス用の時計が一番なのだ。

千葉に移住して、東京の時に使用していた2本の時計をオーバーホールしてもらった店なのだが、そこの店を結構チェックしていた。やはり、ショッピングモールの中の店なので、取り立てて目を引くようなアイテムはない。冷やかしと思われていたのか、ショップの指針なのだろうか、声をかけられることもない。もう、昨日は来店する前の時点で、下見に行っていたSEIKOの時計を買うことにしつつ、スマホの価格で調べた価格よりも、よりも安くしてもらえるのならば買ってしまおうということにしていたスタッフに声をかけた。

店に入って、何やら冷やかし半分と思われぬよう、全てのアイテムに目を通そうとした次の瞬間、私は目が点になった。かつて、スイス生のブランドの時計会テクノス社が、ロレックスそっくりの時計を出している。皆さんも聞き覚えがある「サブマリーナ」だ。テクノスというブランドのお茶目なところなのか、ただ模倣して私のような客が雰囲気だけで購入するよう仕込まれてはいたのだが、最近店頭に入ったというその時計のシルエットと表情は、私の購買意欲をドロドロにした。スタッフは先日入荷したばかりの時計と言っていたが、チョコチョコと足を運んでいるのだから、言われなくともわかる。一言で言えば、自分のために入荷して、最後の最後の私の時計購入を見計らっていたかのようであった。この時計には、本当いうに自分との繋がりを感じてしまった。

購入意思を伝え、手首の長さを調整する。数回試着して、ミルミル自分の腕にフォットしていく。店を出る頃には、最高の仲間が一人増えた気分だった。この時計は、世界の「◯レックス」をイミテーションしたものであるらしく、それに似ている画像を探すと、中古でも軽く200万円を超えていた。そんなことを無意識ではありつつも、本能的に感じたうえでの購入に至ったみたいだ。今、こうやって寝ぼけ眼でMacのキーボードを弾きながら、サブマリーナに酷似しているテクノス の時計をしながら記事を書いている。やはり新しいモノの価値に、高い付加価値のような優越感があると、これからの生活を豊かにする素晴らしい生き方ができそうにも感じる。

「足るを知る」。この時計を購入して一晩寝かしたのだが、さらなる時計が欲しくなるという「買い物依存」の傾向が出てきてしまった。もちろん、今の私のお財布事情でどうのこうのできるわけは絶対にありえないわけであり、同じ状況を別視点で考えれば、フードバンクを利用できない時に、自分の普段食べている量と浪費癖に関しては、省みることができた。だから、自分にとって、この◯レックス酷似の時計というのは、限りなく高級な贅沢な時計であり、今後の相棒として十分にノミネートされるに値する時計となったに違いないのだ。

-思考力