思考力

琴の音

現在、朝の6時前。早起きというか何というか、昨日は、夕方の6時には寝ていたので、12時間睡眠をしている。だから、勝手に目も覚めるだろう。極度の鬱状態であれば、大体の場合、夜は眠れず、朝日と共に眠りに落ちる傾向が強いので、今の睡眠サイクルは「仮眠傾向」にありつつも、眠りの周期は快調とでも言えるのか。日が昇るのが早く、落ちるのが遅い今の季節。月を視ていない。沈んだ気持ちに拍車をかける月明かりは、なるべく避けたいものだ。

やはり、借金問題や仕事が見つからない今の私にとって、睡眠は長ければ長いほどありがたい。余計なことを考えず、グースカと眠っていれば良いのだから、最強の抗鬱薬とでも言えよう。人との触れ合いに難色を示している今の自分が、もし優しい言葉でもかけられたら、その人にべったりと依存してしまいそうだ。そんな時に、その近づいてきた人が、実は詐欺師で、遠慮なく養分を奪われて、まんまとカモにならぬよう気をつけなければならない。本当に分かり合える温かい関係を築けあえる人との交流もないと、このような被害妄想に囚われてしまいそうだと、疑心暗鬼になってしまい困ってしまうものだ。

ただ、仮に分かり合える友人がいたとしても、ありきたりの言葉で励まされたり、変な同情は、今の自分には厄介なので、このよう状態に沈んでいる時は、ただひたすらに冬眠しているかの如く、独りで耐え忍ぶことの方が得策とも言える。今、ここまで書いた文章を読み直すと、やはり、この記事の文章の内容からも、大きく心が二極化しながら揺れ動いているのがわかる。でも、このように掴み所のない自分の心を、自分なりに論理的に言葉にして客観視してみると、うっすらと心の中の整理整頓ができる。毎日ブログを書いていると、このようなメリットを享受できる。

人は、いや生きとし生きるものは、生まれた瞬間に「死」に近づいているわけだが、この考え方に抗うかのように、老化を極度に恐れるのが、人間である。私も、老化も死も避けたいと思いつつ、経験だけは積み上げたいと思っている。もっともっと深みのあるコクのある人間になりたい。何となく生かされている状態の人とは、一線を引けるような人生。ただ、この考えこそが自分を苦しめ、偉人に向かう人生の流れに向かって一歩も前に進めない状態になっているのも分かっている。

非凡な人というのは、みんながやっていることをやりつつ、その上で他人とは違うことに磨きをかけている人なのかも知れない。今の私には、普通の人たちがやっていることをこなす自信がない。風呂に入るのも、掃除をするのも億劫な状態だ。まして、労働してお金を稼ぐなど、毎日トライアスロンをしなければならぬほど過酷なことだ。ギスギスした人間関係もめんどくさいが、身の回りの整理整頓もめんどくさい。でも、何よりも整えなければならないことは、自分の複雑に絡まり合った心の琴線を整えることなのだと思う。

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