思考力

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強く痛む膝。やはり、曲げにくい。それでも、自分の生きがいと引き換えに、膝を療養させることはできず、今日も海へ行ってスケボーを蹴った。その前に、リサイクルショップに行って、くたびれたダウンジャケットと、もう使うこともなかろうスケボーを査定してもらったのだが、両方ともに「500円」だった。スケボー だけは引き取ったのだが、そもそもそのリサイクルショップで去年買った「4000円」のダウンジャケットだったから、十分元は取れたのだと思う。

色々と、部屋に物がたまりつつあるので、大きめの物は処分していきたいところで、いろいろと部屋を見渡すのだけれど、ワンルームの自分の部屋には、捨てる物がほとんどない事にも気づく。それは、晴れやかな気持ちにもなるし、今後、余分なアイテムを増やさないようにしようという前向きな気持ちにもなる。タンスの奥から、昨年末にもらった、クリーニング屋の詰め放題の半額福袋なるものが出てきて、ちょうど期限が、今日までだった。そう考えると、ダウンジャケットとスケボーを、引き出しの隙間から引っ張り出した「お年玉」のような気持ちで、夏用の掛け布団を、クリーニングに出した。もちろん半額だ。

床屋の店主と話をしながら、髪を切っている時間というのは、自分にとってはとても楽しい時間であり、その間に、コインランドリーで、布団カバーや枕カバーなどの寝具を、洗濯乾燥する。すると、再び「快心の寝」を得られるような気もする。こう考えてみると、車に荷物を積んで、いく先々で予定を済ませて仕舞えば、この土地に好感が持てる。車と仕事があれば、とても良い街だ。ただ、後者に関しては、今でもトラウマレベルのフラッシュバックが襲ってくるので、正直、復讐の気持ちが絶えることはない。こればかりは、事実だ。

膝の動きが悪すぎて、全くスケボーにならないことは承知で、実際の目的は、その近くにある温泉施設で、体を労ってあげることだった。とても広い温泉で、サウナはもちろん、露天風呂も何種類もあり、別料金で、マッサージや整体を受けられる。今日は、オプションで、岩盤浴を付けた。500円の割増だったので、自分のダウンジャケットは、自分の汗と引き換えに、消えていったのだとも言える。必要なのか、不要なのかを考えたときに、自分の中での気持ちで揺らぎが出てきてしまうのであれば、その物を退けたときに得られるスペースに、精神的なゆとりを多く得られるのであれば、雑念とともに、不用品として、早めに処分したほうがいい。その跡地に、不要な物をおかないという意識も強まるものだ。

明日から、明後日にかけて、東京で一泊しようと思っている。もちろん、精神科受診のための宿泊だ。これをケチったときに受けてしまう、甚大な精神的不調を考えたら、宿泊費など、安いものだ。このようなところで、お金というのは、使うべきなのだと思う。そうでもしなければ、お金は活きてこない。あくまでも、物を買う手段としてではなく、交換した時の価値の対価を支払うべきなのだ。そのような考え方に基づいて、消費と浪費を使い分けたときに、自分の中で、「投機」のような、ギャンブル的思考を捨て去ることができる。あくまでも、お金というのは、対価と価値を考えなければならないのだ。

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