思考力

高価な紙切れを眺める

肉体的な不調はもちろん、精神的な不調にも十分気をつけておかねばならない。例えば、39度の熱があったり、松葉杖をついていれば、その人はハンデを背負っていることが、身に見えてわかるものであるが、殊、精神的な崩れ方だと、目に見えない分、周囲から軽視されがちである。そして、精神を病む人の多くは、人に頼ることができず、几帳面で完璧主義の人だから、ますます事態は悪化していくのだ。うつ病判定体温計のような物の誕生とと発達が早期にできることを願うばかりだ。

私のこの3日間は、やはり精神的に落ちている状態であった。うつ病というか、躁と鬱の間で大きく揺らいでいる感じ。心が切り裂かれるような感覚。医者にいけど、具体的で抜本的な治療法がなく、どこかに提出することになる「診断書」を、今のうちに書いてもらった。渋谷にある病院へ行くためには、一度、外房へ帰って再び渋谷へ行くよりも、渋谷で夜を明かしたした方が、精神的にも肉体的にも良いことが理解出来た。そのような意味も込めて、今回の渋谷での二泊三日のプチ旅行は、なかなか悪いものでもなかったようだ。

昨晩、自分の住む外房へ帰ってきたのだが、やはり、空気がのどかで、時間もゆっくりと過ぎていくようだ。コンビニのスタッフの態度も良い。そろそろ千葉に来て四年たつ。もう、渋谷へ近づくということは、私にとって、「蔓延防止等特別措置」なのかもしれない。

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