思考力

願い借り

肌着一枚で、エアコンをかけてサーキュレーターを回して寝た。いつものスタイルだ。ただ、今朝はとても冷えていて、そんな状態で寝るということは、無理に等しかった。エアコンとサーキュレーターを切り、再び眠ろうとしたところ、何やら警報サイレンのような音と、機械的な男性の声が耳に入る。何を言っているのかまでは理解できなかったが、強い雨の音が同時に耳に入ってきていたので、おそらく今日の大雨に対する警戒を呼びかけているのだという察しはついた。

最近は、寝付きが悪く、眠剤の効果を高めるために、夜中フラフラと自動販売機まで行ってジュースを買うという儀式のような事をやるのが日課になってしまった。スッと眠りに落ちたくとも、なかなか眠れないというのは辛いことで、それを薬で調整するというのは、さらに辛くて難しいことだ。先ほど目が覚めた瞬間に、不覚にも過去のトラウマが瞬間的に頭を通り過ぎてしまい、今日1日を台無しにしようとしている。こういうスタートの切り方というのは、瞬間的な注意すら与えられることなく、突発的な事故として受け入れる他はない。

腰が痛み出してから、予想より深く気分が落ちてしまった。本来ならリラックスするために行ったはずの釣りで大きな痛手を負ってしまったのだから、やはり悔やまれる。もちろん、地道に治療したいと思うのだが、ずっとコルセットを巻いて生活することも、自分にとっては足枷のようなものだったし、そもそもくっつくかどうかを考えれば、骨がくっつく可能性は少ないということだから、今後もこの痛みと付き合っていくしかない。何とも気が重い。

最高気温27度、降水確率100%。もう、異常に暑かった今年の夏の猛暑もなくなって、秋が一気に深まっていくことになる。何やら、秋の訪れを歓迎する気持ちはなくて、早く冬になって冬眠したい気持ちが強い。季節を前借りしたいという意味のわからない願望を抱えたまま、この夏を締めることになりそうだ。

-思考力