YouTubeは、素晴らしい。この圧倒的な素晴らしさは、他のメディアを簡単に圧倒する。現在、上に住む人の話し声が、初めてうるさく感じているのだが、骨伝導のイヤホンにiPadからBluetoothでジャズの音を飛ばせば、不快感はゼロに近い。何せ、昨日の夜、私を部屋に誘ってくれて、おでんをご馳走してくれた方だ。そんな大切な人との良好な関係を、たかだか少しくらいの騒音で台無しにしようとは思わない。次に会ったときに、「おでんの次の日の夜は賑やかでしたね」という切り口でいけば、波風を立てずに済む。
このブログは、フライングブログ。考えれば、夜のテレビの音が、たまたま大きいだけなのかもしれない。こんな時は、骨伝導イヤホンで塞がっていない耳の穴に、夜の鈴虫の音を入れると共に、”Autumn Hotel Jazz”を、耳の上の骨を震わせて聴きながら、リッチな気持ちで文章を書いている。昔、通っていた、汚らしいBARには、所狭しとJazzのレコードが重ねて置いてあったが、レコードを縦に重ねている時点で、その店のイケてない度数が分かる。テキトーに納税しつつ、今考えると、消費税とかを申告していない脱税店であったが、今頃、売り上げが激減したなどと申告して、コロナの給付金でも掻き集めているのだろう。当時の私に喧嘩をふっかけてくるような酔っぱらいが何人かいて、何故わざわざ、そんな汚い店にカネを置いていったのかが分からない。ドMなのか。いや、そんな酔っぱらいの胸ぐらを掴んだり、土下座させていたくらいだから、ドSと言える。
話が、YouTubeの魅力から脱線している。軌道修正しよう。YouTubeでは、政治経済社会学、ありとあらゆる有益な情報が転がっていて、それを自由に、しかも能動的に掴みにいける。その反面、いくらでも下らないエンタメ動画を観ることも可能。どちらを選ぶかは、完全に本人の主観ではあるし、個々人の自由ではあるが、大体、ずっとエンタメ動画を閲覧しているようなヒトたちは、その後もオンラインゲームなどで時間を浪費しているわけで、下らぬ酔っぱらいがいるBARに、わざわざ足を運んでいた頃の自分と何ら変わりはない。
よく分りもしない政治経済の話をしながら、今の日本の歪みを語っている連日の冴えない酔っぱらいの談話。どちらの方が知識があるのかを、地味に競い合って論破しようとしている下品な見栄。ひろゆき氏なら、相手にもしないで、オンラインの電源を切ってしまうに違いない。そう考えると、冴えないBARの酔っ払い達の「不戦勝」となる。聞き捨てに聞いた情報を、無理やりくっつけようとして自己矛盾している方は、アップデートされていく現代社会をどうお考えなのだろうか。私は、彼らとの「冷戦」が、いつの頃にか終わっていたわけで、何処かへ流れてしまった彼らの行方を探そうとしてはいけない。こんなことを書いている自分も、「あの頃」を思い出して情けなくなってくるから、さすがに、もう連中の話は、やめておこう。
では、その廃れていた頃より、もっと前の時代の動画だって、YouTubeなら、いつでもどこでも閲覧できる。中学生の時に大好きだったアイドルが、熱唱している姿を、40半ばのオヤジになって、夢中で見直せたり、当時でも見逃していた映像があれば、食い入るように観てしまう。しかも、何回でも閲覧可能であり、完全に無料だ。唯一加入しているサブスクの”YouTubeプレミアム”だが、仮に、今の5倍の値段になったとしても、喜んで支払う。熱中している最中に、CMなどが入ってきたらたまったものではないからだ。
『あなただけchange me』という、私が大好きだった『美少女仮面ポワトリン』のエンディングテーマ。必ず、カラオケでは歌うのであるが、機種によっては、そのバックの映像が、歌詞に合っているので、歌いながら目頭が熱くなることもある。おさげで、眼鏡をかけた、冴えない女の子。そんな地味な女の子が、少しだけ好意を持っている男の子にからかわれて、メガネをヒョイと外されてしまう。それをキッカケに、その女の子は、夜の自室でメガネを外した自分を見つめ、勇気を出した目つきになる。すると、次の日には、髪をワンレングスにしたメガネを外した彼女が、キラキラと輝きながら女友達に囲まれて笑っている。それを見た男の子が、借りたノートを女の子に返し際に、一言「何か」を呟く。その返されたノートを抱きしめた女の子が、ニッコリと笑顔を浮かべ、次の日曜日だろうか、二人でデートに向かうという流れだ。
まさに、好意を隠していた女の子のナイーブな気持ちを”change”させたのは、男の子のチョッカイから始まったのである。何とも若々しい。思わず、その動画を撮り、スクリーンショットで加工したものを、iPhoneの待ち受けにしている。今日のブログのアイキャッチ画像は、少々照れ臭いが、それにしようと思う。今日、富士山で初冠雪が発表されそうだったが、一度見直された状態だ。私の照れ臭い加齢臭がプンプンの心が原因で、富士山が爆発しなければいいのだが、そこまでの影響力は、自分に備わっていないので安心しておこう。
影響力。11年前のサーフィン練習に最適なスケボーの動画が、なぜかオススメ動画に出ていた。確かに、当時は「パソコン」で、その動画を穴の開くほど見ていた。スマホが普及していなかった頃の私の携帯もガラケーだったので、頭に何度も動画をイメージさせて再現させたものだ。7週間で13キロ以上痩せた夏。そんなことをし続けていれば、この年になって、毎月一回、膝の注射を打つハメにもなる。ただ、自分が若いと思い込み、そうあろうとする努力というのは、自己免疫力や病気に対しての抗体、アンチエイジングにもつながるという確たる研究結果も出ている。今でも、毎日、欠かさずに滑っている私は、人生100年を、カラダを張って証明できるような人材でありたいと思っている。
身体の無駄な脂肪がなくなり、ミニマリストの動画をラジオ感覚で聞き流して掃除をする。３LDKで生活していた頃の自分がバカらしくなるほど、今のワンルーム生活は快適だ。そして、そんな自由な時間を、誰に邪魔されることもなく、存分に楽しもう。今日は寝ないで釣りに行こう。そんな理由でフライングブログ。それでも絶対に譲れない「ブログ毎日更新」。今度は、自分が発信者としての影響力を強化させるべく、YouTubeも再開した。制限など、誰に決められるわけでもない。自分が決めるわけでもない。制限を設けてしまうものがあるとすれば、ただ、時間の流れと、自分の流れがシンクロしなくなったとき。
そう考えられれば、いつでも自由に時間の波の中を泳いでいられ流。やがて、必ず自分の方向へビッグウェーブが来る。その波を確実に乗りこなせるだけのスキルは、常に磨き上げていこうではないか。