思考力

最高級の露天風呂に浸かる

生活リズム療法。実際、こんな言葉が存在するのかは知らぬが、自分の中で決めた概念としては、ある目標を設定しつつ、それを基準に1日、1週間、1ヶ月を節目ごとに過ごしていくというものだ。特に、私のように気分にムラがある気質の人は、一定の生活リズムで生活していないと、かなり早めに心身ともにダメになってしまう。だから、1日の中では、必ず節目となるポイントを設け、そこを主軸として生活を回転させてていく。これを、先程のように、一年単位まで考えられると、なお良い。

昨日は、週一回、レギュラーで出勤となった塾の仕事。その授業のギリギリまでリフレッシュをしたり、一日一食を実践するための計画や、今後の仕事の割合を整えたりして時間を潰した。この塾で期待しているのは、給料というより、1週間、1ヶ月の基準の日を作るのが目的である。仮に、この塾での仕事をお金目当てと考えるのならば、あまりにもキツイ生活になってしまう。生活も成り立たなければ、精神的にも苦しい状態だ。

ニーズがあるうちに、早めに自分のポジションを作っておく。まだ、入社して1ヶ月足らずではあるが、仕事にも慣れてきた。若い学生講師は、授業を終えて5分で帰るが、私は授業の30分以上前に来て予習をし、授業後50分程度の時間で報告書を作成している。これは、自分の好きなことをやっているからという理由と、今までの塾で恐ろしいほどブラックな扱いと時間外労働を強いられてきたからという理由で、全く苦にならない。

このようなタフさが抜け落ちてしまった状態。例えば、責任をもって授業をするにも、毎回担当する授業で生徒が違うというようなシステムの塾では、力の入れようがない。だから、自分の実力の半分も出せないのだが、その分の労力も少なくなるわけであり、いつも私が陥ってしまう「燃え尽き症候群」からは、ずっと遠い場所をキープできるのである。

これからも、Wワークを行い、身体的疲労と心の負担が少なくなるような仕事をしたい。今までの働き方が、異常だったのだ。同じ職種であれ、熱い湯もあれば、ぬるい湯があるように、熱湯から心地よい露天風呂に入り直したようである。これからは、露天風呂の中の要素を様々な湯の温度に変えて、血行ならぬ精神的肉体的苦痛を、仕事から吸収しすぎないようにしたいものである。

-思考力