まともに働いていない期間が長くなった。履歴書には傷がつきまくり、そこを指摘されたら反論の余地も無くなってしまう。もちろん、8050問題のような、超長期の引きこもりではないのだが、そろそろ一般的な仕事が難しくなってきた。あと、年齢的なこともあり、私ほどの年齢になってくると、もはや年齢制限で、選考の対象外となってしまうケースもある。
人生の中で、「もはやここまでか」と思うときが、何度か訪れたこともあった。今回のケースでも同じように、ギリギリの状態で、何とか引き戻すことができるのだろうか。おそらく大丈夫なのだと思う。命さえ続いていれば、解決できる問題である。「もしも」のときは、「もしも」の時に考えれば良いだけの話だ。
同じアパートに住む若者は、毎朝、5時前には家を出て、夕方の5時過ぎに帰宅してくる。しかも建築の仕事だ。こんな暑い中で、過酷な仕事をしている。それに対して、今の私はどうだ。毎日毎日、惰性で生きている。こんな生活から、早く脱しなければ、再起することが、どんどん難しくなる。早く起き上がらなければならないという気持ちと、まだまだ焦る時ではないという切迫感の狭間。やはり、無理に起き上がらない方がいいと思っている。何やら、自分の足を無意識に引っ張っている障害が取れていない気がするからだ。