思考力

鎮め捻る

ヨロヨロと起きる。別に、眠剤が身体に残っているわけではなく、腰に激痛が走っていて、まともに立つという動作ができないのだ。さすがに、自分の今後の動きが不安になりそうなので、昨日、寝る前に何とか薬局に行き、湿布を手に入れつつ患部に当てた。これで痛みが吹っ飛ぶならば、いくらでも金は払うというほどの痛みだが、そんなことはなく、昨日と変わらぬ痛みが継続している。もちろん千円程度の湿布で腰の激痛と決別できるのであれば、世の中の整形外科も接骨院も不要になるわけで、この痛みとは当分の間のお付き合いとなりそうだ。

こんなにひどい状態になったのには、確実な心当たりもあり、ここ2ヶ月程度続いている「マインドフルネス瞑想」のときに座っていた椅子に原因があることは間違いない。釣具屋で脚の長さを間違えて購入した椅子があった。その椅子というのは、極端に脚が短く、座るとスッポリとお尻を包み込むような形状になり、腰がズッポリと沈み込む状態になる。これは良いと思って使用していたのだが、そもそもそんな中途半端な姿勢で、背筋をピンッと伸ばすことには無理があり、最近では瞑想の時間も30分40分と時間が延びていっているので、こんな無理な体制をキープし続けるなど、どんなニンゲンにも不可能。とどめにスケボーで腰をグイグイと引っ張っていたのだから、腰が悲鳴を上げるのは無理もなかったのだ。

歯医者で歯茎の火傷を診てもらい、こちらも同じく経過療法となり、何とも皮肉なほど「時間」というのが最高のドクターということになった。これも、今年の災害級の暑さで無理をしないように、神様仏様ご先祖様が暗示している予兆なのかもしれない。どんなに嘆いたところで、痛みが和らぐことはないし、どんな名医であっても時間に任せるという診断にしかならないはず。そうなってくると、精神を落ち着かせるために行っていたマインドフルネス瞑想で、結果的に心をかき乱されるという皮肉な結果となってしまったのだ。これは、本当に悲しいことだ。

明日、インターネット回線の撤去工事が行われる。引っ越しそびれた自分の部屋からWi-Fiが撤去されるというのも皮肉なところだが、これまた何か自分の心を見つめるのには、インターネットではない他の媒体が必要なのだと暗示されているのだろうか。部屋を整理して撤去工事をお願いしたいところだが、こんなまともに動けない自分が部屋の掃除などできやしない。こんな記事を書いていたところで、読者の方々には不愉快を招いて暑さも一段とのしかかってしまうかもしれないので、このブログを閉じて今日も部屋に篭ろうと思う。

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