思考力

衣着せられぬ日

もう直ぐお昼だ。つまり、ベッドの中でグズグズしている時間が長く、しかも、惰眠を貪る時間が増加しているわけだ。これで、典型的なニートへまっしぐらというわけになったのだが、それも悪くない。今までが、極端に自分を追い込めるような生き方だったというか、しっかり起きて、何やらの活動をしなければならないという焦燥感に襲われていたのだが、もうそのような呪縛から逃れても良い頃だとも思っていた。塾講師といえば、夏期講習などのまとまった時期には、それこそ寸暇を惜しむようなスケジュールに圧倒されるはずだが、別に仕事そのものが回ってきているわけでもないのだから、のんびりというか、怠惰な生活を送ったところでバチも当たらないだろう。

近所では、建物工事が行われていて、朝からドスンドスンという音がするのだが、日毎に騒音も落ち着いてきた。半覚醒の時にそんな音が耳に入ってくると、世間様のお仕事中に惰眠を貪るということに、少々の罪悪感のようなものも感じてしまうが、誰に咎められるわけでもないので、自分を覆いに甘やかせてやろうという気持ちにもなる。最近は、正直なところ、鬱傾向にあるのだが、それに対して無駄に争ったところで、気分が良くなるどころか、むしろ悪くなるばかり。それならば、休めるときには、しっかりと体と心を休息させておきたいと思っている。

取り立てて、何か特別な結論やオチを用意しているわけでもないし、この記事そのものを書きながら、何か閃くことがあったわけでもない。ただただ、今の平凡すぎる日常に形容する言葉がないように、最近のブログにも、何か特別な装飾をする気持ちになれないということが本音である。刺激を求めているわけではないが、何かしらの出来事がなければ、過去のトラウマのことくらいしか思い返すことができなくなってしまう。これは、間違いなく自分にとってのマイナスの要因になっている。

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