釣り。なんとも普通な響きだ。「今日は何をして遊ぶ？」「釣り」。とても平和な気がする。それでいて、強い衝動性がある。私は、釣りに強くハマっていた頃は、釣りに替わっては何に代用することもなかった。一度スイッチが入ると、もはや止められなくなる性格。しかも、信じられぬほと頑固な私。今の生活に潤いを持たせる為にも、釣りに関しては頻度を上げて通いつつ、依存の対象から逃げられるような生活を送っていきたいところだ
今日行けば、3日連続の釣りとなる。正確にいうと、昨日の2回目の釣りでは、竿の穂先を開始3分で海に落としてしまうのいう醜態で、実質、中休みを入れたようなものかもしれないが、やはり、自分の興味の先が、現在の依存の対象に向かわずに、釣りなどの健康的な趣味に置き換わっていけばいい。往復の交通費が実に少額に感じられるような時間の遣い方。依存していたときに数千円なんてあっという間に消えてしまうが、釣りに費やす数千円というのは、安い。1万円程度なら、とてもリッチな釣り生活を満喫できる。
私の依存に関しては、とにかく時間とお金がかかるので、そこを埋め合わせる為に、釣りは最適だ。現在、夜中の2時半。草木も眠る丑満時とでもいうときだろうか。今日も釣りに行こう。釣りは、やり込むほどに上達し、また、どっぷりとハマればハマるほど、他のことを考える暇がなくなる。このような釣りに熱中してしまう主人公を描いたマンガが、映画化されるなどの反響を呼んだ。釣りに対する興味関心は、強くなるとなかなか厄介ではあるが、今、依存していることから考えれば、まるで健康的だ。
乱れた感情を整える為にも、釣り場へ急ごうではないか。