思考力

空間の時を埋蔵

最近では、就寝前に、チューナーレステレビの大きな画面でゆーチューブを鑑賞し、日付が変わる前には、その動画を「睡眠用」「瞑想用」「リラックス系」の音楽に変えて、神経を落ち着かせて眠るようにしている。就寝前の2時間くらい前からは、部屋の明かりは、そのチューナーレステレビの明かりと、間接照明の明かりだけになるから、自分の体も、自分自身がもうすぐ休息モードに入るのだということを感じ取ってくれるようだ。だから、入眠に苦しむことはなくなってきた。

ところが、今朝は、とんでもなく寒い朝だった。すっきりと目が覚めつつも、しとしとと冷たい雨の音がしている。なんとか通称「人をダメにするソファー」に座り込んでみたものの、やはり自分の中での睡眠欲を掻き立てるだけで、もう一度眠ることとなった。起きてみれば、昼過ぎ。ポストに投函されたメルカリのスケボーの封筒が、コツンと落っこちる音で覚醒する状態だった。配達員が、もう少し優しく投函してくれていたら、もっと長く眠っていたのかもしれない。

今日の降水確率は、100%。明日は、90%で、最低気温は、1℃。明後日は、最低気温が、氷点下で、さらに向こう二日間は、雨。ただ、これが普通の2月の寒さだと思うので、大袈裟に言えば、これは暖冬の影響から来る寒さの差に驚くというより、地球温暖化による気温の乱高下に驚くべきなのだろうか。もはや、自分の生活の中で、環境破壊と自分を切り離そうとも、自分の生活圏内に悪影響が及んでしまっているのだから、自分のライフスタイルもかなりの部分を、改めていかねばならないはずだ。

部屋の換気をしながら、この記事を作っているのだが、とにかく冷風が突き抜けていく。ダウンジャケットをはじめとしたフル装備でパソコンのキーボードを打っているのだけれども、その手がかじかんでいて、タイピングのミスも多い。それでも、温かい膝掛けをかけて、熱々のコーヒーを飲んでいれば、ほっこりとした幸せを感じられる。ここ最近、自分の置かれた環境に関して、最後には、「ありがとう」ということが普通になってきた。言う相手は、自分だったり自分の愛用しているものだったり。特に、トイレ掃除の時に、「ありがとうありがとう」と言いながら、便器をピカピカに磨いている。

感謝をすると言うこと。これは、他ならぬ自分を、無常に幸せにできる行為なのだと思う。最近の自分が、大きく落ち込んでいないことからも分かる。すると、自分が落ち込んでいるときには、どこかしらに感謝できる場所はないかと探していくのも効果的ではないだろうか。断捨離をして、物を捨て、さらに残った物を大切に扱う。そして掃除をする。そんなことの繰り返しをしていれば、今の自分のように、誰とも会話をする日がないような毎日を過ごしていても、全く問題なく感謝の言葉を連呼できる。最初は、こじつけでもいい。それでも、ありがとうと言いながら、部屋の中を整理整頓していけば、自分の心が清らかになっていく。部屋の乱れは、心の乱れとも言うけれども、それはモロに的を射ている。

そうこうしているうちに、熱々だったコーヒーも、温くなっていた。都会で、小洒落た喫茶店で、最新ノートパソコンを使って書き上げている記事なのであれば、何かしら気取った文章が出来上がってしまうのかもしれないけれど、自分が整えた部屋の中で、自然と綺麗な空気が入れ替わる中で書き上げている文章に、装飾はない。これから、この記事をYouTubeにアップして、それから掃除に取り掛かろう。特に、玄関とトイレ。人間の体で言えば、口と肛門。ここが綺麗でなければ、中がキレイになるはずはない。すでに、愛機ルンバが、床の掃除をしてくれている。これだって、もはや欠かせない仲間だ。

外は雨が降っていて、スケボーの試乗ができない。それならば、今までの改造で痛い思いをさせ続けてしまった愛機たちを、キレイに清掃してあげることだってできる。その合間の時間に、使いこなせていない「キャッシュレス決済」の詳細を調べ、「ポイ活」の効率を高めることにしよう。無駄を省くことで、得られる利益も大きくなる。そうすれば、自分の中に蓄えられる恩恵も大きくなるものなのだ、

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