思考力

素早い決断力

 

データ的にも本能的にも、人間の結婚生活は「3年」で冷めるそうだ。また、40代の独身は、極めて不幸を感じやすく、女性の数は男性の数よりは少ない。すると、私は「結婚」という観点からいくと、とても不幸を感じているはずである。しかしながら、データというのは、あくまでも平均値から割り出された「数値」であり、必ずしも全てに当てはまるわけではない。数値的に考えると、独身が嫌なら都心に引っ越せと言われているが、都心から外房へ引っ越した私のような人間は、必然的に「結婚したくない人種」に分類される。

こうやってブログを書いていると、結婚に関する自分の価値観を考え直すことの重要性、または、自分の思考を省みる必然性というのが極めて大切だと気づく。まさか、みんなが結婚したがっているからという理由で、焦って結婚する理由もなければ、独身でいることに引け目を感じる必要がないことも分かる。嫌な気持ちがあれば、それをブログに書いて、いろいろな角度から考えるという術が、今の自分の中には備わっている。もちろん、このブログは、冷静に物事を視詰めるための文章なので、個人的な憎しみなどをぶちまける場ではない。そのことは、このブログ開設時からブレてはいない。

また、この異性への関心が、男女ともに差異があることも興味深く、男性は女性の容姿を、女性は男性の財力を、異性に求めるのだという。ただ、この価値観ですら、一部の人たちの中では変化しているようで、男性の美容に対する意識が高まっていることも事実であり、電車に乗れば、女性エステの広告の中に、チラホラとメンズエステの広告も見かけるようになっている。時代の価値観が常に変化していることは、「35年ローン」を組んで、持ち家を購入することが、令和の時代には狂気の沙汰になりつつあることにも表れている。

このような変化の激しい状況の中では、日本の未来を見据えて、自分の価値観をアップデートすることも大切となる。税金と社会保険料を、無慈悲に徴収されていくサラリーマンの多くの老後が苦しくなっていくのは事実であり、今後も避けられないことである。30代での給与所得より、資産収入の方が、長い目で見れば重要視される。フロー所得よりも、ストック型収入。フェラーリよりも中古の軽。お金持ちが言うお金持ちの定義が変化しているのだから、ここは、短期的な計画ではなく、高齢社会に突入する日本での収入方法を、確実に考えていかなければならない。

例えば、短気は損気ということで、短気な上司に媚び諂うよりも、ある程度の境界線を超えたら、一喝「バカヤロー」と言って、退職届を叩きつけられる心のゆとりが欲しい。そうでなければ、身も心も病んでしまう時代だ。これだけやれば確実にお金が増えるという詐欺的な謳い文句に乗ることはまずいが、これだけはやってはいけないという自己防衛策も身につけるべきだ。逃げるが勝ちという潔く去っていく戦法。また、先手必勝という新しい価値観を掴み取る戦法。フットワークを軽くできる人材が、今後の人生を豊かにできるはずである。

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