早いお店では、すでに、小さなモミの木が飾られ、これから徐々に「クリスマスムード」になっていく時期。まだ、2ヶ月弱ほど残っているので、年末に話すような話題をするには早い。ただ、大晦日に宣言した「ブログ毎日更新」の1年間のゴールが、確実に視界に入って生ており、この一年の土台となっていた、地味な作業を続けるか、多少迷っている気持ちがある。おめでたい話題から、少々ズレて、弱気な話題をしてしまっている。コーヒーでも飲んで、スカッと頭を覚醒させて、次からの段落を書いていこう。
そして、深煎りコーヒーを飲んで、目がシャキッとしてきたので、仕切り直しで文章を綴ろうと思うのだが、やはり現代社会の話のネタにしようととすれば、マスコミの力を借りることになってしまう。するとやはり、ネガティブ情報が所狭しと並んいる。しかも、同じ話題を、違う角度から見ただけで、何の進展もないような情報。ゴミのゴシップ情報など、様々だ。コロナの新規感染者数だって、毎日見たくなくても、なんとなく惰性で、数分間観てしまうので、人生の中に流れている貴重な数分間が削られてしまう。これを、毎日繰り返すのは、まさに人生という貴重な羽衣に、無作為に裁ちハサミを入れているようなもの。切断面が狭かろうが浅かろうが、どこかで大きく、周囲との差が生まれてしまいそうだ。
ただ、ネガティブ情報を見るまでもなく、これからの日本に勢いがなくなっていくのは間違いない。それを緩やかにするためには、消費税増税が一番手っ取り早い。もし、消費税を増税すれば、一時的にせよ、経済の流れが悪くなる事は明らかではあるが、完全に買い物をしない人などいるわけはなく、誰からでも徴収できる増税は、ある意味仕方がない。しかしながら、現時点での消費税の負担を、国民に強いるのはマズイ。いや、キケンが大きすぎる。「無敵」な人が、数名いらっしゃって、無差別に刃物を振り回す事件が頻発。するとどうなるかというと、増税ラッシュによって冷え切った日本の傾きでバランスを崩してしまった「ムテキング」が、ますます包丁を振り回すようになってしまう。まさに負のスパイラルだ。
このような不安定な社会の中で、心の拠り所を得るために、インフルエンサーの信者になったり、高額な情報商材を買って、コンサルに参加するなどという奴隷のような生き方を選ぶのは、あまりにナンセンス。VRゴーグルやclubhouseが、イマイチ流行らなかったように、未来に「絶対」はない。まさに、今の世界情勢の中では、一寸先は闇であり、有益だと思われる全ての情報に飛びつかず、ある程度のところまで行ったら、反応しないという姿勢をキープすることも大切だ。決して「主体性」を失ってはいけない。この世界を支配しているのは、何者でもなく、この世界をどう捉えるかは、あくまでも自分次第。効率よく生きるための「絶対法則」など存在しないのだから、誰かの中に自分の心の拠り所を見つけるためだけの「自己啓発情報」ばかりに目がいってしまうのは、これまた時間の無駄であろう。
誰かに依存し、その考えを鵜呑みにしてしまったら、自分の価値観というのが見えなくなる。もちろん、11歳までの小学生までの年齢の人は、しっかりと大人のいうことを聞くべきで、この頃の教育の良し悪しは、その後の人生を大きく左右する。ただ、12歳以降。大体、中学生になって、大人への目覚めが始まったあたりで、自我が目覚める。その時から、自己と他者の存在と、価値観の相違を認め合わなければならない。相手の価値観を否定することも、盲信することも良くないということを、しっかりと認識すべきなのだ。
自分の考えに従う。これは、何かの指針に従うわけではない。自分の理想とする誰かがいて、その人の生き方を見習って、自分の中に取り入れていくことが大切だ。それは、日々の生活の中だけではない。有名人であったり、過去の偉人たちであったり、それこそ自分が自由に「それ」を設定できる。また、絶対に真似してはいけないことを、予め知っておくことも重要で、何か、日々の暮らしの中で息詰まってしまったとき、自分の理想の人が、いかにして窮地を脱してきたかを学ぶことも大事である。
現代社会は、日々、刺激に溢れている。ただ、このような時代に、拘束された自分を解き放ってくれるような「何か」を、自分の理想とする人は、持ち続けていることだろう。もし、その「何か」を持っていないような理想の人なら、相手を見損なっていたのかもしれない。多忙な中でも、心を穏やかに保つためには、能動的に理想的な毎日を追い求めることが貴重な行為であり、息詰まったら、尊敬する人物に学ぶ。そうすることで大きく間違うこともなくなれば、間違うことの中からでさえ、大きく学ぶべきことを「得られる」のではないだろうか。
このような生きる姿勢を維持しながら生活を豊かにすることで、自分なりの視点が高くなり、全体を俯瞰して見られるようになる。そんな自分に魅力を感じてもらえるならば、そんな人との関係は、より深いものとなろう。