ここ数日のことではあるが、夜は、パソコンの電源を入れずに過ごしていた。ただ、明日は渋谷に受診することもあり、今日のうちにブログを書いてしまおうということで、パソコンを開いている。最近の買い物欲は強く、今開いているパソコンに、先ほど購入した「PC スタンド」装着してカタカタとキーボードを叩いている。毎日、記事を書いたり、編集作業をするには、やはり首肩へのダメージが大きく、断捨離で処分したスタンドがない状態で下向きでの画面を見る姿勢だったので、やはりスタンドを購入したという次第だ。
ここの出費を浪費だと考えるのはいかがなものだろうか。パソコンは、毎日使うものだし、先日購入したマットレスだって、毎日使うもの。だから、ここへの投資は、贅沢にするべきではないだろうか。身体への投資というのは、究極の先行投資でもあるのだから、やはりケチってはいけない。窓に貼るプチプチであれ、やはり室内にいる時の暖房の効果を上げるためには、今年の冬は必須アイテムだ。掛け布団であれ、今、膝にかけてある毛布だって、十分この冬の相棒となる。だから、浪費ではなく、投資だ。
もちろん、浪費的な考えが常に頭のスミにあるわけで、新型の車とすれ違えば、そこに意識が持っていかれるし、旧車が通れば、そこに目がいってしまう。もともと浪費家の私の根本的な性格を変えるのは、なかなか難しいとはいえ、やはり去年の極貧生活を考えれば、もうあんなに苦しい思いなどしたくはないという強い気持ちの方が、はるかに勝る。ここ最近のブログでよく書き綴っている「足るを知る」という精神を、心の中で強くキープしていかなければならない。そこを蔑ろにして仕舞えば、簡単に泥沼の底へと溺れて沈殿してしまうはずだ。
自分の関心が、AIにはお見通しであり、閲覧したサイトや商品をもとに、オススメ動画や関連商品などが、どんどん自分用にカスタマイズされる時代。そんな中、自分のスマホに表示された記事は、やはり今の自分の欲望を見事に示している「腕時計」に関してだった。高級ブランド時計の「オメガ」と、コレクター心をくすぐる「スウォッチ」がコラボした時計があるとのこと。やはり、自分の興味がそちらに注がれてしまう。憧れのオメガのマークが入った時計が、スウォッチとのコラボで、4万円弱で購入できる。しかも、その商品は、ネット販売ではなく、実際に店舗に行かなければ、手に入れられないモノらしい。
「限定」とか「品薄」などという言葉は、特に日本人の消費欲求や、購買意欲に火をつけると言われているが、ここで落ち着かなければならない。明日は、スウォッチ専門店がある渋谷に行くのだから、尚更だ。例えば、高級レストランの三ツ星料理があって、そこに付加価値がついて高値になる。それは、料理の良し悪しと同じくらい、雰囲気やステータス欲を満たすだけのプライスが付いているだけとも考えられるし、どこかのスーパーで、「三ツ星料理店風」と表示があれば、それは、袋にそのロゴが入っているだけの「食べ物」という解釈となる。だから、今回の腕時計に関しても、やはりオメガのマークが欲しいだけで、それを求めて販売店に行くというのは、ただのミーハーなだけであり、実用性という点に関しては、ただのクウォーツの時計と何ら変わりはないのだ。
では、高級腕時計の機械式が良いかと問われれば、それはそれでメンテナンスやら、毎日使わなければ止まってしまうというリスクもあるわけだし、ソーラー時計であっても、防水時計であっても、それを日常生活で使うにあたっては、それほど機能が活きているとも思えない。そんなしらけた考えばかりが、結論として弾き出されてしまった。そのように自分が納得できたのであれば、自分が求めている時計というのは、一体何なのだろうかと、さらに考えてみた。これが、ある意味では失敗の元とも言える。
私は、睡眠に大きな問題があり、運動不足で糖尿病予備軍の危険信号まで出てしまった。最近、やっとのことでスケボーや水泳で新パゥ数を挙げられているし、カード決済や運転中の着信などの対応なども考えるようにもなっている。そうなると、「アップルウォッチ」という選択肢が浮上してしまったのだ。これを買うためには、やはりかなりの金額が必要となるが、これを、自己投資として考えることはできないのだろうか。こうやって自分を甘やかし続けて、とんでもない浪費をしてしまい、最終的には、去年のような地獄の生活をしたのだから、自制心を保っていなければ、人生に支障が出てしまうことにもなりかねない。
とはいえ、やはり明日の渋谷散策の予定の中に、アップルストアの道順をイメージしている弱い自分がいることも確かだ。そのことを含めて、主治医に相談しよう。最悪の場合、「はい、躁転」で入院の忠告を受けるかもしれない。そこまでひどくないとは思うけれども、散財にはとことん気をつけたいものである。