思考力

スタートラインで消滅するもの

もはや、私に「お金」の管理をさせるのは、不可能のようだ。いや、すでに分かり切っていたことなのだが、なかなか認められない状態であった。それこそが、どんな依存症にも等しく同じことなのだろう。わかっていても、止められず、お金が目減りしていっても、もはや後退りはできない状態。もちろん、お金がかからない依存だってあるのだろうが、私の依存症は、お金に密接に関わってくる問題故に、非常に厄介な問題である。

このブログを書いているサイトの運営費のレンタルサーバー代であっても、もはや支払う能力がなくなってしまっているので、その時点で、このブログの存続が危ぶまれてしまうのだ。いやはや、将棋でいえば、ほぼ完全に詰んだ状態である。ただ、悪あがきの末に、なんとか首の皮一枚だけ引っ掛かったようなこともあり、1週間ほど前に応募した、牛丼屋のスタッフの採用に合格していたのだ。これで、少しは生活にゆとりが出てくる。また、賄い付であるから、食費もずいぶんと浮くことだろう。

お金に困っている時に、一番やってはいけないことは、立ち止まって考え込んでしまうことだ。そんなことをしたら、自責の念で、まるでアリ地獄へ嵌まり込んでしまうほどの恐怖と戦うことになってしまう。私は、長い間、立ち止まりすぎた。かなりの重症だ。しかしながら、微々たることではあるが、少しだけ前へ進みかけていることも事実だ。立ち止まって考えるより、危険を顧みず、怪我を恐れないで、歩いて物事を経験していく方がいい。これは、間違いのないことだ。

朝、こうやってブログを書く。一杯の熱いコーヒーが、程よい熱さになる頃に、ブログを書き終える。そして、その後の時間を、悪い依存をすることから、自分を切り離していく。そうやって、自分の身を、徐々に徐々に、ゆっくりと依存の対象から遠ざけていけば、この世も、なかなか捨てた者ではないということが分かるかも知れない。今日は、オンライン家庭教師のzoom面接がある。やはり、こうやって、少しずつでも、自分の活躍できるフィールドを開拓していくことで、自分の悪癖というものが、消滅すると信じようではないか。

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