思考力

時間の強調

ふるさと納税の返礼品の一つ、「ヨーグルト製造機」。これは、いわば「ヨーグルト錬金術」のようなものであり、7時間に一回、最大1リットルのヨーグルトが完成し、さらに別の同じ形状の容器をセットして7時間発酵させれば、最大1リットルのヨーグルトが追加生産される。そして、さらに、さらに、といった具合に増殖されていくヨーグルトを、生産されるたびに「過食」していれば、やはりどこかしらの異常が発生し、案の定、お腹がゆるゆるになり、海岸沿いの駐車場で、大きく下から噴射してしまった。この状態で、スケボーでも踏ん張ろうものなら、私の車のシートは、絶対にシートごと交換を余儀なくされるし、シートカバーもふるさと納税返礼品のアイテムだったので、清潔に使いたかった。だから、そそくさと家路につき、何のために車を走らせたのだか分からないドライブとなってしまった。

明日、東京に一泊し、今年最初の精神科の受診となる。年明け初日に、日本列島を揺るがす震災が起こり、さらに翌日には、飛行機が滑走路で事故を起こすという大惨事が続いた。そして、今でもとんでもない被害を受けて苦しんでいる人たちが多くいる。そして、精神科では、そのような事故や事件、災害のトラウマ体験をしている患者も多くいるのだから、明後日の診察は、かなりの人数で待合室は混雑することだろう。ただでさえ、年明けの混雑が予想される日に、こんな大きな災害や事故が重なってしまったのだから、災害や事故でのPTSDやトラウマを抱えた人たちにとっては、苦しい新年となってしまっているはずだ。

私も、やはり昨年は強いフラッシュバックに悩まされていて、このブログやYouTubeでも、何度も書いたというより、書かない時はないほどの過去の被害について書き連ねた。別に、被害妄想になっているわけではないけれども、どこかで自分の心を文字として認識したいという気持ちが、自分の文章に滲んでしまい、定期的に視聴してくださる方たちには、読みにくいないようになってしまっていたのだと思う。それに関しては、本当に申し訳ないと思う。

ふるさと納税の返礼品に囲まれながらの新年。まだまだ冷蔵庫には、大量のストック野菜があり、果たしてこの量を消化できるのだろうかという気持ちが募る。おいしい野菜とは言え、さすがにウサギではないので、バリバリと人参やカブをかじっていても楽しくはないし、ヤギでも鹿でもないから、名前を列挙することも億劫になるほどの野菜をムシャムシャ食べるのは、なかなか苦痛にもなってしまう。ここで考えるべきは、食べ物の消費で悩むというのは、特に、この今現状の日本の大惨事の進行形の中では避けなければならないことであり、ありがたく食べることで、健康な体を入手し、自分にできることとして、危機に陥っている日本の手助けは何かを考えることではないだろうか。

青天の霹靂。そんな言葉だったか、とにかく、全く予想できなかった地震。さらに、翌日に飛行機事故。この二つが正月の元旦と翌日に勃発してしまった。この事態をいかにして回避し、それを国民全員が考え、そして、海外からの援助があった時に、それを最大限に教授できる方法を考えるかというのは、今できることとしては重要なことだと思っている。また、救援物資よりも何よりも確実に被災地の人たちに届けられる「お金」を、被災しなかった各地の国民が援助できるかを考える時期に来ている。それは、間違いない。モノではなく「カネ」。この窮地に、この考えは何よりも効果的で、即効性がある。

自体は、逼迫しているのだから、もうキレイゴトを並べることなく、直接的な支援として「義援金」を具体的な場所に、具体的な支援目的で、送金することを目標としなくてはならない。目標では足りない。もう、日本を支える使命だとも考えるべきだ。国民一人一人が、この使命感を持って動かなければならない「時間」なのである。

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