思考力

座りながら受け止める

昨日は、週一回、唯一仕事がある日で、東京から2時間程度かけて職場に向かった。面白いもので、電車の座席につくなり、背筋をピンと張って、呼吸が腹式呼吸に変化しようとしている自分がいた。極端に言えば、瞑想に入れない状態が、もどかしくも感じてきたのかもしれない。90分の授業のために、往復4時間かけて東京へ行くわけだが、交通費は出るにせよ、コンビニで軽食を買って、駅のホームでペットボトルを買い、中華料理でも喰らえば、十分に赤字になってしまうので、早く仕事を増やしつつ引っ越しをしなければ、再び「ナマポ」生活へ舞い戻ってしまう。

そんなこともあり、仕事から帰ってきた時間は、軽く日付が変わった時間で、夜の瞑想を行って眠りについた頃には深夜。そして、目が覚めると、強い日光がカーテンの下から射し込んでいて、正午に近い時間に目覚めた。とにかく日差しが強く、日射もジリジリと肌を刺激するほどだ。これから夏日に入るわけだが、もはやこの異常気象が当たり前となった現代では、梅雨明けがありませんでしたなんていう事態も、少し頭の隅っこに置いておかなければならない。

瞑想を始めたからであろうか、賭博場へいく気持ちが薄っすらと消え、何か実りのある事をしたい気持ちになった。例えば、英語の勉強とか、部屋の掃除とか、断捨離とか。時間と金をドブに捨てるだけの行為と比較すれば、明らかに充実した時間で日々を満たしておけば良い。ただ、実行するのは、とても難しい事ではある。たかが瞑想だけで、今まで苦しんでいた嗜癖が治るのであれば、依存症という言葉そのものがなくなってしまうのだろうが、私の場合、その瞑想の効果が大きいのだから、今の依存症の問題が、あっさりと解決してしまう可能性だってある。そうなれば、こんなに感謝すべきこともなかろう。

このブログだって、自分の人生に、多大なる影響を与えていることは事実だと思っている。多少大げさではあるが、やはり、毎日毎日、自分の考えを文章にしてサイトにアップするというのを、2年半以上継続するというのは、振り返れば、とても難しいことではないだろうか。そして、そのような事を、苦痛なく行えるようになったのだから、やはり、自分の継続していることに自信を持って良いと言える。他人にどう評価されるのではなく、自分の中にある軸というものから判断し、自分の行動を客観的に静観するというのは、実に正確に自分を評価できる指針となる。

まだ、たった1週間足らずの瞑想だが、こんなにも自分の中のエネルギーを、冷静に発揮できる行為だとは思っていなかった。心身ともに健康になるとは、よく言ったもので、まさに今の自分にピタリと当てはまる。記事を書き、腹式呼吸をしながら自分の心の内観をする。こうやって落ち着いて行動することで得られた結果なのであれば、プラスの出来事もマイナスの出来事も、しっかりと自分の心の正面で受け入れられるのである。

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