思考力

体を体で表す

東京に一泊し、たった今帰ってきた。つまり、今は起き抜けの記事作成をしているのではなく、バスタイムが終わって夕飯を食べた後にブログを書いているわけだ。ここ二日間の出来事を時系列に並べて書いたところで、何ら面白みもないので、この二日間で学んだことでも書き連ねていこうかと思う。

まず、二日間かけて東京の物件を内見したのだが、エージェントとなる不動産屋のスタッフの対応を、よく比較することができた。1日目の対応した不動産屋は、シャツを出し、前ボタンも全開で、髭を蓄えている。言葉尻もあまり丁寧とはいえない。私が部屋を見学していても、そっぽを向いた対応。もちろん、不動産屋のスタッフとして好感は持てなかったとはいえ、人を外見で判断するのは良くない。ただ、どんな場面であれ、初対面で会う人、そしてビジネスの商談相手ともなるような人に対して、必要最低限の身なりを整えていくのは、マナーだと思う。それができないようなエージェントなら、そこを仲介とするつもりはなく、足早に引き揚げた。これで一番損をするのは、物件を持っているオーナーであり、次に損をするのは、わざわざ時間を割いて行った内見希望者の私だ。まぁ、いい勉強代だと思えばいい。

次の不動産屋は、何らオドオドしていて、とにかく頼りない。前日の不動産屋のようにぶっきらぼうでいろとまでは言わないが、もう少し歯切れの良い対応をしてほしかった。物件そのものは、とても良い物件で、家賃が高いのがネックとはいえ、ここでも良いのかと思った。ただ、そこのオーナーが、非常にクセのある人で、例えるなら個人経営の寿司屋の大将のような雰囲気。江戸っ子口調の年配の方で悪い人ではないにせよ、、こちらはこちらで私としては苦手なタイプではあった。

一晩明かしたホテルでは、フロントのスタッフが丁寧に対応してくれたのだが、半袖のシャツから伸びた腕には、ビッシリと刺青が彫られていた。もちろん、「ソッチ系」のホテルではない。料金だって、カプセルホテルの倍以上したし、何度か泊まったことのあるホテルで好印象だった。ただ、差別するわけではないが、やはりホテルフロントの方の前腕に綺麗なイラストが描かれているのはどうかと思った。外国の人だったのだが、これまた人種がどうのこうのではなく、せめて長袖のシャツにしてもらいたかった。

そんなこんなの一泊二日だったのだが、やはり自分の中で「第一印象」と「身なり」というのは非常に大事だということを学んだ。その点において、この宿泊の夜に立ち寄った渋谷のビジネスシューズ店のスタッフは、とても丁寧な接客だった。自分はどうかと思えば、しっかりとその辺はわきまえていて、きちんと二日目の肌着をビジネスリュックに収納し、クールビズの格好で過ごしていた。ただ、病院のトイレの鏡の前で背筋を伸ばすと、ユニクロのインナーシャツがブラックだったので、それがスケスケの状態で見苦しい。これもまた勉強だと思って、次もまた次も「外見で論外」のダメ人間にはなりたくないと思った。

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