思考力

ルール以前のマナー

年明けからスイミングを始めたので、今月いっぱいまで通うとすれば、2ヶ月達成である。ブログに関してでもそうだったのだが、科学的に考えても、ある一定の事柄を人間が習慣化するためには、「66日間」かかると言われている。こんなに具体的な数字まで示されると、私の中での信憑性は定かではないが、とりあえず続けてみようかと思うモチベーションは高まるものだ。これが、だいたい2ヶ月とか、人によりけりというような放り投げた回答であれば、そんなものかと思うばかりで、習慣化に対して消極的になってしまっていたのかもしれない。

とりあえず、3月上旬で66日が達成されるわけなので、それまでは続けていきたいものではあるが、やはり現場のプールでは、空気が読めない輩がいることも確かである。昨日は、確実に水泳部であったと思われる輩が、1コースを完全に占領して泳いでいるのだ。この人は、一回見かけたことがあり、その時も独壇場で占領していた。一回、同じコースで泳ごうとし、二人でローテーションを組むという意思を示そうとしたが、そんなことはお構いなく、猛スピードで泳ぎ、私などは眼中にないと言わんばかりの泳ぎっぷりであった。

プールであれ、サーフィンであれ、球技であれ、同じフィールドを使うという場合、「シェア」という考え方がなければ、必ずトラブルが起こる。少なくとも、誰かが苦い思いをしてしまうものだ。逆に、みんながそれぞれシェアする気持ちを忘れずにいれば、そこはピースフルな現場となり、みんなが気持ちよく過ごせる場となる。試合でも行われない限り、後者の方が圧倒的に良いことであり、高齢者だっている4コースしか無いプールでは、マナーを守ってもらわなければ、いかがなものかと思われる。当然だ。

最近のマナーの話でいえば、大勢での食事では、できる限り「黙食」を心がけることとか、それこそジムの更衣室では極力話をしないなどが挙げられる。もはや、歩きながらのスマホや電車内での通話がNG行為になったように、等しく新しいルールを受け入れたり、空気を読んで周りに同調する気持ちを忘れずにいるということは、極めて大切であると言えよう。そうしなければ、やはり対立やトラブルに発展してしまうのは明らかだ。

郷に入りては郷に従え。このような格言がある限り、やはり人間関係を考えるうえで、その場の共有の気持ちを忘れずにいるべきである。昨日の一件で、また例の輩に遭遇しないかと気が重くなる。この時点で、私に関しては、大切な場所が気分良くなれない場所となってしまったのは明らかである。

-思考力