思考力

リスクなき部分は無し

 

身体が、バッキバキだ。私くらいの歳になると、2日後に筋肉痛が来ると言われるが、昨日一昨日とサーフィンに行けば、2日分の筋肉痛が、今日、まとめて襲いかかってくる。昨晩は、寝つきにくかった割には、今朝は、8時に起床できたということは、カラダの痛みが「目覚まし時計」になっていたのだろう。非常に強い痛みの中、かがむこともキツイ状態だったが、溜まっていた燃えるゴミをゴミ袋へ入れて、ゴミ出しを終えて、やっとMacのキーボードを弾くことができている。毎度のこと思うのだが、サーフィンというスポーツは、魂と精神の痛みを癒すのだが、体の痛みは癒さない。すでに、毎月一回の膝のヒアルロン酸注射の「卒業」もなくなってしまったのだ。ちなみに、2月に負傷した手首のスケボーの怪我の痛みであれ、まだ癒えていない。

サーファーなら誰もが憧れるハワイ。巨大な波が割れる海。もちろん、そんなハードな海ばかりではなく、ビーチによっては、毎日、緩やかな波が割れ、ハワイアンミュージックを聞きながら、トロピカルジュースを飲むような光景だって、テレビなどの映像で、多くの人が知っている。自分のスタイル。これは、どんな人でも持ち合わせているわけで、緩い雰囲気の中でリラックスを求める人もいれば、激しいコンディションの中で自分の身体を酷使することを目的とする人もいる。だから、その人その人によって、「最高の波」というのは、異なってくる。デカイ波を乗りこなす人が、小さな波で緩くサーフィンをしている人を馬鹿にする筋合いはない。

今回のオリンピックでも、日本の台風のウネリの中、波乱の試合が行われ、これを機に日本のサーフィンの熱が上がっていくことは、容易に予想できる。ただ、サーフィンの枠、スポーツの枠、その他、全ての枠を取り払った状態で、何をするにおいても、「リスク」が付きまとい、どんな分野であれ、過去に事故が怒っていることも事実。今、まさにコロナの影響で、火の車となっている会社が、飼いならした社畜を、外へ追い出そうとしている。いわゆる「リストラ」だ。

緊急事態宣言が、6都府県に拡大されている中、理不尽な上からの圧力で、自らの人生が崩れ去ってしまう人も、これから益々多く出てくる。これは、まさしく大きな事故となって多発していく。「私が責任を持つ」と言っている寝ぼけた首相の会見だって、ただただ原稿を読み上げているだけ。記者からの質問を受けたところで、話が噛み合っていないような回答しか出てこない。「五輪とコロナは無関係」と言いながら、茨城では、政府に緊急事態宣言の要請が検討されている。もはや、矛盾を突っつこうと思えば、いくらでも指摘できる状態。感染拡大のタイのバンコクも、ある意味では「ツッコミ」できることは同様で、女性に触れてはいけないという教えを元にしている僧侶たちが、集団接種を受けている。ただ、流石にこれに関しては、矛盾の指摘というより、揚げ足取りになってしまう。

自国が舞台だからという批判は、まだ海外から出てきてはいないが、スケボーでも金メダルを獲得できた日本。スケボーにせよ、サーフィンにせよ、新しく競技として加わった種目でのメダル獲得は、快挙である。日本人がメダルを獲得すればするほど、選手の記者会見を、日本語の字幕なしで理解できるわけで、複数の日本人選手の記者会見が、字幕なしで行われるというのは、緊急事態宣言をくぐり抜けた素晴らしい結果だ。ただ、やはり、コロナの問題と五輪の問題は、表裏一体として考えられ、五輪の快挙の裏では、緊急事態宣言の中での五輪開催の批判の声も数多く寄せられていることが現状。先ほど述べたように、リスク無くして成長は無いとも考えられるが、このようなコロナが猛威を奮っている中での開催に、多くの疑問と批判の声が集まるのも、無理のないことと思われる。

この8月の予報天気情報では、厳しい暑さと変わりやすい天気で、再び「ゲリラ豪雨」の発生までもが予想されている。もはや、どの地区が被害を受けるのかは、まさにお天道様次第であり、神のみぞ知るとしか考えられない。では、そんな大きな災害に備えて、私がやらなければならないことといえば、どんどん荷物を軽くして、いつでもどこでも避難できる状態にしておくことだ。ただ、海外に脱出したとしても、その土地で「コロ助」が猛威を奮っていることには変わりはないのだから、もはや、私を含め、人類に逃げ場は無くなってしまったのかもしれない。

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