思考力

草木眠る寒い夜に物思う

 

草木も眠るような、冬の午前1時半過ぎ。今、早朝覚醒というより、中途覚醒で書くこのブログの文字は、もちろん手書きではないMacのタイピングなので、乱れるということはない。ただ、私が、高校生や浪人生の時に書き続けていた手記などは、その時間帯ごとに震える文字の大きさや形、乱れ方などが違っていた。ミミズが這うような、解読不可能な文章もあった。内容はともかくとして、今の時間であれ、寝起きの状態であれ、同じパソコンで綴る文字というのは、一律不変化で乱れることがないので、とてもありがたいものだ。

私にとって、まるで悪夢のような時代だったギャンブルに狂っていた日々。悪癖が完全に染み付いていたあの頃。マイナスの継続の難しさである「悪癖」を消し去るというのは、非常に困難を極めた。努力して、その継続を断ち切らなければならない。それが、強く本能に訴えかけるような悪い癖なのであれば、それを断ち切るということは、困難を極める。仮に、それがタバコの依存癖であれ、解読不能な文字を書いているほどのふらふらな状態でも、気温が低かったとしても、ヘビースモーカーであれば、何のことはなく、タバコを買いにコンビニに足を運んでいるはず。依存症という「癖」を治すのは難しい。

ひとつのことを継続する。私が賭博場で博打を継続していた時でさえ、イチロー選手は、努力の継続の方向の間違いをしないで、野球を「継続」していた。アイドルグループであっても、メンバー間のイザコザや、事務所とのブラックな労働環境に耐えながら、笑顔で歌を唄い、踊り、インタビューに答えている。そう考えると、熱中して継続する方向を間違えた自分自身の人生を後悔する念が強くなってしまうのだ。まさに、ギャンブルにのめり込んでいた頃に自分にとっての1万円など、鼻紙程度の価値しかなかったから。時間単価を考えれば、ありえないお金の使い方である。

とはいえ、自分の継続力の強さを胸を張って言えることもある。このブログだ。もはや、アフィリエイト広告収益などは考えておらず、ひたすら自分の考えをタイピングしている。固まっている固定概念をこねくり回し、再度形を整える。次の記事では、さらに同じく凝りをほぐすかのように、固まっている思考回路の部分を解きほぐす。こうやって、自分の考えを柔軟にしていっている。だから、「稼ぐ」ブログを書くという不純な動機を起こす気にはなれない。儲けを考えずに文章を書くことこそ、真の物書きなのである。そういう気持ちを忘れてはならない。

この考え方は、「継続」するに値するはず。あと1ヶ月程度で達成できる「ブログ毎日更新」。達成感を毎日噛みしめながら、書き綴っていこうではないか。

 

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