私は、蜘蛛を歓迎するようにしている。東京の塾で扱っていた英語教材の中の一節に、蜘蛛というのは、そのグロテスクな身体には似合わぬほどの益虫であり、害虫を餌にし、さらには幸運の象徴だというスピリチュアル的も演技が良い存在なのだという話があった。最近、私の部屋には、大量の小さな蜘蛛が発生しており、もはや孵化したばかりとも思われる身体の色も薄く、一見すると変なダニのような外見をしている。ただ、これらの蜘蛛が、部屋の中に糸を作る程になり、これはスピリチュアル的には、大吉兆のようなのだ。
朝蜘蛛だか夜蜘蛛は、殺せだのなんだのの言い伝えはあるにせよ、しばらくはこの状態をキープし、今後の運気が如何なる方向へ進んでいくのかを観察していこうと思う。何やらとんでもなく危険な台風が近づいているが、この部屋に歓迎すべきはずの蜘蛛たちが、どうやって私を守ってくれるのかも、とても期待したいところだし、今度納車される車の安全祈願も兼ねて、やはりこの蜘蛛たちを大切に見守ってあげたい。こうなると、立場が逆転して、私がこの蜘蛛たちを見守るという現象になってしまったのかもしれない。これが、Win-Winの関係になるのか分からないが、プラス方向へと自分の気持ちを向かわせられるのであれば、それで悪い方向へ行くことを防げるはずだ。
YouTubeへ、多くの動画をアップロードしている。もはや、今アップしている動画の素材となる英語資格試験の問題も、手に入れられる問題がなくなってしまうほどの状態だ。今、話題沸騰中の「chatGPT」に問題をかき集めさせれば、解くべき問題もワンサカでてくるのかもしれない。恥ずかしながら、まだチャットGPTそのもののアカウントさえ持っていないので、この大発明ともいえるものの恩恵を全く受けていない。多くの人が、チャットGPTは近い将来インターネットやスマートフォンと同じ革命を起こすと言っているので、こんなにのんびりとしていては、時代の波に乗り遅れてしまうのはいうまでもない。そもそも、英語学習そのものが、無料で進められるような昨日が備わっているとも言われるchatGPTに、私が今まで積み上げてきた指導スキルを奪われてしまいかねないので、その実力を自分自身が体験しなければならない。
蜘蛛が、言い伝え通り幸運を運んでくれるのか、科学技術の進歩が、私に恩恵を与えてくれるのか。これは全くの未知数だし、そもそも期待が外れることだってありうるのだが、やはり自分の中で明るい未来を感じたいのであれば、心持ちや視野というのは、絶対にポジティブな方がいい。ギャンブルのように、下心丸出しの状態でタナボタを待つよりも、自分から行動する姿勢をキープしていた方が、やはり断然明るい結果を得られる「確率」は高まっていくはずなのだ。