思考力

JUMPER

昨晩、資源ゴミをフライング状態で出してしまい、アパートに戻って玄関のドアを開けた瞬間、フッと何かが入ってきた。何と、小さなカエルだった。教科書通りの緑色のボディとジャンプ力。これが、巨大なイボガエルだったら、もはやこんな部屋には戻れなくもなってしまうが、かわいい元気なヤツだったので、許容範囲だったのかもしれない。

とにかく威勢がいいジャンプを繰り返し、どんどん部屋を跳ねていく。私は、爬虫類系の生き物が心の底から嫌いであり、何とかして部屋の外に追いやりたかったのであるが、所詮触れることすらできない私は、なす術なく入室許可を出していた。もう脱出することもできないであろうこのカエルが、いつか干からびた状態で発掘されると思うと、それを処理するときの恐怖が思いやられ、何ともやるせない気持ちになってしまう。ネットで調べてみても、カエルが部屋に入ってきてしまった時の対処法を求める「QandA」がたくさんあり、嫌いな人にとっては、大惨事であるようだ。

もちろん私にとっても同じとはいえ、最近はスピリチュアル系の関心も高まっていることからも、風水的な観点でこの現象を捉え直してみることにした。やはりネットで調べることになるのだが、カエルというのは語呂合わせ的にも「帰ってくる」という語呂と相性が良いことから、服が帰ってきたり、入ってくることという意味で、とても良いことが起こる予兆だということだ。不動産関係で失敗の連続だったことは、昨日のブログで記した通りだが、これからの逆転ホームランの予兆だとしたら、とても期待したいところだ。実は、既に入居申込金が返金されていて、管理会社と不動産屋から同じ金額が返金されているので、「倍」になって帰ってきている。自分からわざわざ返金申し立てをする必要もないので、カエル様に乗じてそのままいただいておいても良いのかもしれない。

今日は、清々しい天気だ。予想気温も29度。酷暑の合間の休息のひとときだ。カエル様も入ってきてくれたことだし、ここはひとつ今のアパートに継続して住みながら生活するのも悪くない。きっとこの部屋に「帰ってこい」と言われているのだろう。転居のことは、ひとまず脇に置いておこうかとも思った。

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