思考力

筋張った人

今、目を覚まし、コーヒーを煎れながら歯磨きをしていると、不意に無くなった母のことを思い出して、泣いてしまった。棺桶にしがみついて号泣したことを思い出した。まだ、涙は乾いておらず、Macに表示されている文字も、滲んで霞んで見える。そんな感傷に浸った今日の朝だが、明日から始まる「英語講師」して、再度出発できるのだろうかと、多少の不安はありつつも、再び早く自分の実力を発揮したいという気持ちでいっぱいである。そんなやる気に満ちた気持ちを持てるのであれば、天国の母も喜んでくれるはずだ。

塾の講師として続けてきた経歴の私であっても、やはり苦しかった麺の方が、圧倒的に多く、その部分だけを抜き出せば、絶対に戻るべき業界ではない。ただ、良い面とまではいかないけれど、自分の心が無心になる、いわば「ゾーン」の状態にはいった時の気持ちは、今でも強く私の講師としてのプライドに光を当てるのである、人間、プライドを持たねば、ただの歯車と成り下がってしまう。そうならないためにも、自分の中で、一本筋の通った考え方を身につけなければいけないと思っている。

私は、この1年間、動くに動けなかった。そして、動けない間に考えるべきことを、とにかく考えなければならなかった。もはや、それは、今後の人生をいかに充実させられるべきものかということ。そして、その考えの中で、必ず、職人としてのプライドを保ち続けることを忘れてはならない。それだけは、事実だ。やはり、一本筋の通った人間になるためには、努力しても身を結ばない行動ではなく、能動的に自分から何かの対象に向かって関わりを持たせられるような自分を作り上げなければならないと思っている。

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