思考力

漢華

ホトトギスの声を聴く。かなり鮮明に聞こえるし、ここまでハッキリと聞こえるのならば、やはり趣深いものがある。ただ、このブログは、いつも書いている時間とは真逆の夕方に書いている。17時の音楽が鳴ったところで、それこそ鮮明にその事を意識することができた。なにぶん、昨日から今日にかけて、東京で一泊したので、書き損なうことのないよう、帰宅して直ぐにMacのキーボードを弾いている。ポストには、メルカリで買ったスケボー 用品が2つほど入っていたが、まずは、このブログを書き上げてしまおう。

今回の引越し先の物件探しも失敗に終わってしまった。今回の不動産屋は大当たりで、親身になって私の新居を探してくれているが、なかなか上手いこと良い物件とは噛み合わず、引越しに関しては難航している。また、今回の難航は、肉体面で強く出てしまい、内見の靴の脱ぎ履きをしやすいよう、フェイクの靴紐の革靴を履いて行ったので、靴の中で足が固定されることなく、カカトには血が滲むような靴ズレができてしまった。これが、本当に痛く、まともに歩けない。一泊した朝にやった一番の行動は、コンビニでスリッパを買うことだった。つまり、私は、リュックに革靴を入れつつ、室内用のスリッパで「Shibuya」という日本の大都市を歩いていたのである。意識のしすぎなのか、通行人の視線が、私の足に向かってるような気もした。

泊まった場所は、カプセルホテル。これで、3回目だ。やはり、他人のイビキや寝言や物音などがあると、なかなか深い睡眠も、長い睡眠も取れず、陽が昇る前には出てしまおうと考えていた。そもそも、今回のカプセルホテルは、マップアプリがなければ、絶対に到着できない場所にあり、ほとんどのゲストが外国人。しかも、私のスペースのラダーに洗濯物を干していた。ラジオのノイズもイライラを倍増させつつも、海外の人の中には、騒音や自分のスペースの問題には、案外無頓着な人が多いのかもしれない。もし、私が海外の簡易宿泊施設に行ったら、気をつけようと思う。

そもそもの話、私は、1日目に物件を探し、2日目に眠り薬をもらいに病院へ行くわけなのだから、自分のカラダを酷使しつつ、不眠症を悪化させに行ったようなもの。そう考えると、なかなか皮肉なことである。1日目は、雨が降っていたので、徒歩で最寄駅へ行った。30分くらいかかる。そこで、大きな靴ズレが発症。帰りも、もちろん徒歩になるのだが、スーツを着たスリッパ男は、家まで体力が持ちそうに無かった。そこへ、奇跡のタクシーがきた。神がかり的タイミングに驚いた。

行き先を伝えると、「そこまで歩いていくつもりだったんですか」と、驚かれた。なかなか話を聞いてくれるドライバーで、靴ズレの話から、地元のマル秘病院の話まで、いろいろ聴くことができた。私は、このような対応のタクシードライバーの方には、必ず丁寧にお礼を言い、お互いの健闘と健康を伝える。すると、「お客さんはまだ若い」と言ってくれた。確かに、見た目は、なかなか若く見られる。スケボー の部品が来ているかドキドキできるくらいの精神年齢だ。ただ、やはり肉体的な衰えが、最近になって響いてきてたのも事実。また、頭でも打って臨死体験するようなことは避けたい。これからも、「ダンディーオヤジ」と言われ続ける「漢」でありたいと思った。

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