釣りがしたい。その気持ちが強く強く出てしまい、ここ数日は手当たり次第の糸で、釣りの仕掛けを作っている。程よく糸が巻けた時の爽快感は、なんとも言えない法悦感に包まれる。ただ、そのような満足にいく結び方になることは、ほとんどなく、大抵はやり直し。そして、一度始めると、スイッチが入ってしまい、あっという間に日が落ちていて、気づけば3時間以上経っていることもしばしば。ややもすると、私の趣味は、あやとりとか手芸だったのかもしれない。
趣味といえば、私の浪費癖が止まらないほど、私が大学生の時に欲しくてたまらなかった車の中古が、あり得ないほどの低価格で売られているからだ。古着同様、見つけたら、すぐ買わなければ横取りされてしまう。メルカリやヤフオクと同じだ。ただ、20年ほど経過している車なので、いろいろな装備的な物がついていなかったり、内装が貧弱だったりする。それを承知で購入するため、マニアな人が、このような希少車を探しているのかも知れない。ステーションワゴンだから、荷物は積めても、車中泊ができるほどの広さや高さはない。やはり、実用性という観点から考えても、カッコよさは、二の次三の次になってしまうのだろう。
昨日、リサイクルショップに行って、私が売却したアイテムを確認しに行った。二本のうち一本のサーフボード が売れていて、真冬用のウェットスーツ も売れていた。もう、自分の中で、サーフィンはやめようと思っている。ただでさえ、釣りができない状態なのに、さらに金がかかる趣味というのは、明らかに出費が嵩む。やはり、蓄積された膝の故障や、体重の増減、一緒に波を追いかけてくれる仲間などが足りていない。では、どのような趣味があるのだろうか。
やはり、カッコいいと思われたい趣味がいい。例えば、高校生の時にカジった、BMX などにも興味が湧いてきている。今の自転車移動で、ここまで体重を絞れるのだから、今後さらに体重を減らす為には、同じ自転車であるBMX などは、非常にオツである。こう考えると、やはり、ミニバンの後部座席をフルフラットにして、多くの荷物を積みながら移動したいと思う。
結局のところ、見えとか、承認欲求ではなく、自分の普段の行動から、最適解を得るような買い物をすべきなのだと思えるようになった。でも、逆油輸入の日本車への渇望は、なかなか消えそうにないと感じている。まだまだ修行が足りない。釣り糸を結びながら、自分の機器的状況にあるお財布状況を意識して、まだまだ先となるクルマ選びに、勝手に思いを駆け巡らせていよう。お金はかからない、とてもエコな趣味にもなろう。